歌手別レビュー や~わ行

2016年11月15日

『BEST OF BEST 1000 WANDS』WANDS

BEST OF BEST 1000 WANDS
WANDS


01.時の扉
02.愛を語るより口づけをかわそう
03.世界中の誰よりきっと~Album Version~
04.もっと強く抱きしめたなら
05.世界が終るまでは…
06.恋せよ乙女
07.Secret Night~It's My Treat~
08.Jumpin' Jack Boy
09.WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~
10.Same Side
11.DON'T TRY SO HARD


2007年12月12日、最高52位
売上3.4万枚、登場26週
B-Gram RECORDS


WANDSの5thベストアルバム『BEST OF BEST 1000 WANDS』。ビーイング創立30周年に合わせて10パターン一斉発売されたベストアルバムシリーズの一つ。02年~03年に発売された『at the BEING studio』シリーズの簡易版的構成でタイトルの1000とは定価の税抜価格を表している。今シリーズの公式サイトではライナーノーツを読む事が可能だったが現在ではサイトごと削除されている。第1期から1曲、第2期から10曲が選出され、第3期の曲は収録されていない。

02年の『complete of WANDS at the BEING studio』収録曲のうち1・2期の代表曲を厳選して纏めてある。故に『at the BEING studio』を持っているならば全曲被っている今作は手に取る必要は無い。ボーカルが変わって別物となった3期の曲を排除した事で全体に一貫性が出て良くなったようにも思うけど。まぁ普通に『at the BEING studio』の方がオススメだが、逆に初心者が最初に選ぶ1枚として今作を選んでも特に問題は無い。売上上位シングルは全て入っているし。

ただどうせ2期までに絞るのなら、デビュー曲「寂しさは秋の色」から2期ラストの11th「WORST CRIME」、そこに「世界中の誰よりきっと~Album Version~」を加えた全12曲で纏めてくれれば分かりやすかったんだけどなぁ…。上杉ボーカル期のシングルを全収録したベストが無いので、ここが最後のチャンスだったとも言えるのだが…。更に『at the BEING studio』に続いてまたしても収録された「DON'T TRY SO HARD」が謎。ベストに連続収録されるようなタイプの曲では無いと思うんだけど。長戸大幸はどういう意向でこの曲を推しているのだろうか。

満足度★★★★☆






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2016年11月14日

『complete of WANDS at the BEING studio』WANDS

complete of WANDS at the BEING studio
WANDS


01.もっと強く抱きしめたなら
02.時の扉
03.愛を語るより口づけをかわそう
04.世界が終るまでは…
05.恋せよ乙女
06.Jumpin' Jack Boy
07.Secret Night~It's My Treat~
08.DON'T TRY SO HARD
09.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
10.WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~
11.明日もし君が壊れても
12.このまま君だけを奪い去りたい
13.Same Side
14.世界中の誰よりきっと~Album Version~
15.声にならないほどに愛しい
16.君が欲しくてたまらない~WANDS Version~
17.寂しさは秋の色~LIVE ACOUSTIC Version~


2002年8月25日、最高47位
売上1.4万枚、登場3週
B-Gram RECORDS
Produce:長戸大幸

2012年9月26日(再発)
B-Gram RECORDS


WANDSの4thベストアルバム『complete of WANDS at the BEING studio』。ビーイング主導でアーティスト毎に纏められた『at the BEING studio』シリーズ第2弾。00年の『BEST OF WANDS HISTORY』と同様に1st、2nd、13th、15thシングルは未収録。「君が欲しくてたまらない」はZYYGに歌詞提供した曲のセルフカバー。「寂しさは秋の色~LIVE ACOUSTIC Version~」は94年6月24日に中野サンプラザで録音されたライブ音源。全曲リマスタリング、ライナーノーツ付き、スペシャルBOX仕様。2012年9月26日には価格を1680円に改め期間限定で再発された。

選ばれているシングルは『BEST OF WANDS HISTORY』と同じなのでオールタイムベストとして聴く場合にはどちらを選んでも構わないが今作では有名曲のセルフカバーや未発表ライブ音源も入っているのでその分満足度は高いかな。ボーカルが変わって完全別物と化した3期の曲を代表ヒット2曲のみに絞ったのもバランスとしては良かった。出来たら上杉ボーカル期のシングルをコンプリートして欲しかった所ではあるがまぁ仕方ない。というわけでWANDSをオールタイムに追えるベスト盤としては今作が一応の決定盤という事になると思う。個人的にベスト盤としてはポップ期だけに絞って纏められた96年の『SINGLES COLLECTION+6』が好みであるがあれではロック化して以降のWANDSを聴けないので中途半端な作品ではあった。いまいちピンと来ないのは長戸大幸の意向により収録されたという「DON'T TRY SO HARD」(『PIECE OF MY SOUL』収録曲)。ベスト盤に入れるタイプの曲では無い気がするしこのラインナップでは場違い感が凄い。もっと他に入れるべき曲はあったように思うのだが…。

ZYYGのデビュー曲「君が欲しくてたまらない」のセルフカバーは93年の『Little Bit…』収録候補だったそうだが9年経ってようやく日の目を見た形になった。この曲のために今作を聴いても損は無い。同じく初公開音源である「寂しさは秋の色~LIVE ACOUSTIC Version~」は1コーラスのみと短いながらも非常に哀愁漂う仕上がりになっており最高。デビュー曲でラストを締めるという構成も感動的。

満足度★★★★★

  2012年廉価盤




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2016年11月11日

『BEST OF WANDS HISTORY』WANDS

BEST OF WANDS HISTORY
WANDS


01.世界が終るまでは…
02.時の扉
03.もっと強く抱きしめたなら
04.愛を語るより口づけをかわそう
05.恋せよ乙女
06.Jumpin' Jack Boy
07.Secret Night~It's My Treat~
08.Same Side
09.WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~
10.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
11.明日もし君が壊れても
12.世界中の誰よりきっと~Live Version~
13.太陽のため息
14.Baby Baby Baby
15.FREEZE
16.DON'T CRY
17.Please tell me Jesus
18.AWAKE


2000年6月9日、最高17位
初動1.7万枚、売上3.8万枚、登場4週
B-Gram RECORDS
Produce:BMF、長戸大幸、吉江一男


WANDSの3rdベストアルバム『BEST OF WANDS HISTORY』。00年3月の解体(解散)に伴うベスト盤。シングルを中心にオールタイムな選曲がされているが1st「寂しさは秋の色」2nd「ふりむいて抱きしめて」13th「Brand New Love」15th「「今日、ナニカノハズミデ生きている」」は未収録。2期の未発表曲「太陽のため息」は今作のみの収録であり、93年12月の音源である「世界中の誰よりきっと~Live Version~」は今作が初公開。またカップリング曲から「Baby Baby Baby」「FREEZE」がアルバム初収録。全曲リマスタリング。初回限定盤はBOXケース付。

ヒストリーと題している割には全シングルが網羅されていないのが気になるところ。アルバム初収録のカップリング2曲は確かに貴重だが、未収録となったシングルA面を差し置いてまで収録するような曲では無いような…。『AWAKE』のアルバム曲もそこまで必要性が感じられない。まぁ3期主導のベスト盤だから3期寄りになっているんだろうけど。これならいっそシングルコレクションに徹してしまった方が分かりやすかったし需要もあったような気がする。

ただ有名ヒット曲は全て入っているので初心者が最初に選ぶベスト盤としては悪くないと思う。『SINGLES COLLECTION+6』から先の3シングルに加え3期の代表シングルも入っているのでオールタイム感はまぁまぁあるし。何といっても今作の価値は未発表曲「太陽のため息」である。2期の曲でレコーディングされたのは『PIECE OF MY SOUL』の頃らしく、ロックサウンドに痛快なメロディーが乗る隠れ名曲である。94~95年頃のWANDSが好きならば聴いておくべき一曲だ。ただ歌詞はかなり意味深で〈ペットショップの子犬じゃあるまいし 飼いならされたくはない〉〈気付けばもはや手遅れで 僕はプロデュースされているよ…〉等のフレーズはビーイングにプロデュースされていた上杉自身を歌っているようで刺さって来る。PAMELAHの未発表曲「曖昧」(『complete of PAMELAH at the BEING studio』収録)も歌詞が意味深だったしビーイングってそういうのが多い。

満足度★★★★☆






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2016年11月10日

『AWAKE』WANDS

AWAKE
WANDS


01.AWAKE
02.Brand New Love
03.雲が流れる方へ
04.With you~living in my heart~
05.SILENCE
06.「今日、ナニカノハズミデ生きている」
07.BLACK or WHITE
08.Time washed away
09.明日もし君が壊れても
10.Still in love
11.Please tell me Jesus
12.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
13.Where there's a will…


1999年10月27日、最高18位
初動1.7万枚、売上2.6万枚、登場3週
B-Gram RECORDS
Produce:BMF


WANDSの6thアルバム『AWAKE』。第3期WANDSにとって最初で最後のオリジナルアルバム。シングル「Brand New Love」(17位 6.1万枚)「明日もし君が壊れても」(8位 11.4万枚)「「今日、ナニカノハズミデ生きている」」(32位 1.5万枚)収録。また97年の2ndベスト『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』に一足早く収録されていた「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」は今作にも再び収録されている。今作から約半年後の2000年3月、公式サイト上で解体(解散)する事が発表された

ボーカルが変わったので当たり前だが第2期までとは全く別物のバンドとなっている。和久の声は上杉と似ているとよく言われるが、後追いで聴いた身としては全く違う声だと感じる(どっしりとしてやや重たかった上杉に対して、和久の声はやや細くて高い)。僕が今作を手に取ったのはWANDSを知って実に10年近く経過した大学生の頃であり、一応聴いておくか程度の感覚で入手したのだがこれが意外な名盤で驚いた。シングルは勿論のことアルバム曲もレベルが高く、特に「雲が流れる方へ」はWANDSの歴史の中でも屈指の大名曲であると思えるメロディアスバラードで素晴らしい。「上杉・柴崎の居ないWANDSはWANDSでは無い!」「上杉・柴崎の脱退でWANDSは終了した」との思いを強く抱いているリスナーは現在も多いと思うしそう思っても仕方のない所だとは思うが、思い切って全くの別バンドとして今作を聴いてみる事をお勧めする。

満足度★★★★☆






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2016年11月09日

『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』WANDS

WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~
WANDS


01.寂しさは秋の色※remix
02.ふりむいて抱きしめて
03.もっと強く抱きしめたなら※remix
04.世界中の誰よりきっと~Album Version~※remix
05.時の扉※remix
06.愛を語るより口づけをかわそう※remix
07.恋せよ乙女
08.世界が終るまでは…
09.Secret Night~It's My Treat~
10.Same Side※remix
11.WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~※remix
12.錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう
13.Try Again
14.MILLION MILES AWAY


1997年11月6日、初登場1位
初動17.5万枚、売上37.9万枚、登場11週
B-Gram RECORDS


WANDSの2ndベストアルバム『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』。長戸大幸が求めるWANDSスタイルとの音楽性の違いを理由に97年初頭に上杉・柴崎が脱退。残った木村はボーカルに和久二郎、ギターに杉元一生を迎え、新たに第3期WANDSとして活動を再開。9月にシングルをリリースした直後に今作の発売となった。内容はこれまでのシングルを順番に並べた構成だが7thシングル「Jumpin' Jack Boy」のみ何故か収録を外されている。またB'zらを手掛けるエンジニア・野村昌之によってリミックスが施された楽曲が複数ある(上記の曲目を参照)。「MILLION MILES AWAY」は『PIECE OF MY SOUL』収録曲で2期の曲だが、今作では3期によるカバーとなっており原曲では生だったサウンドが全面打ち込みに変更されている。シングルでは2期の「Same Side」(2位 23.4万枚)「WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~」(9位 13.5万枚)、メンバーチェンジ後初のシングル「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」(4位 21.3万枚)がアルバム初収録。

当時既に脱退していた上杉は「自分達の知らない所で意図的にこのようなアルバムが発売された事に驚いている。」との声明を発表しており、元メンバーには一切リリースが知らされていなかった模様で何だか穏やかじゃない空気をビンビンに感じるアルバムである。3期WANDSを早く定着させるために過去のヒット曲と抱き合わせて売ろうという戦略だったのかもしれないが『SINGLES COLLECTION+6』から僅か1年半でまたベスト盤というのはいくらなんでも無茶だし、随所に施されている謎のリミックスも必要性は疑わしい。当時ファンの間では問題作扱いされ、ビーイングという会社自体への不信感が一気に高まっていったらしいがそれも納得である。

未だに中古屋ではよく見かけるし分かりやすいタイトル・構成から初心者が最初に手に取りがちな一作ではあると思う。何を隠そうわたくしマーも初めて手にしたベスト盤が今作だった。このため、後に他のベスト盤で同じ曲を聴いた際に「あれ、なんかサウンド違うぞ!」と感じてしまうという逆転現象が起きてしまったり、今作からハブかれたせいで「Jumpin' Jack Boy」の名曲ぶりに長年気づけなかったという弊害が生まれた(それは僕の責任か?)。他のベスト盤やアルバムを全て聴いた上で、それでもなおWANDSを知りたい!と思うならば今作を聴いてみても良いだろう。最初に聴くベスト盤では無いと思う。

満足度★★★☆☆






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