歌手別レビュー た行

2016年04月21日

TOKIO アルバムレビュー 1996-2014

ここではTOKIOのアルバム感想を載せていきます。


『Best E.P Selection of TOKIO』
(1996年8月26日 最高4位 初動7.3万枚 売上10.5万枚 登場5週)

【風になって~Studio Live Mix~/Ticket To Love~Gimme Gimme Mix~/うわさのキッス~Brighter Mix~/SokoナシLOVE~New Sokonashi Mix~/サヨナラからとり戻せ/Magic Channel~Special Mix~/未来派センス/Zettai!/時代(TOKIO)をよろしく!/明日の君を守りたい/ハートを磨くっきゃない/LOVE YOU ONLY/ありがとう…勇気~Hyper Energy Mix~(Bonus Track)】

初のベストアルバム『Best E.P Selection of TOKIO』。94年のデビュー以降、リリースされたシングル9曲に加えアルバムから数曲セレクトして収録。6thシングル「好きさ~Ticket To Love~」はタイトルが「Ticket To Love」に変更されている。

初期のTOKIOは全体的に歌謡アイドルポップみたいな雰囲気が強く、現在の感覚で聴くとかなりアイドル色が強い。バンドサウンドでガツーン!というよりは、キラキラなアイドルソングに辛うじてバンド風味が入っていますみたいな感じ。長瀬のボーカルも後の硬派なイメージとは程遠くコテコテに甘い。ただその違和感に目を瞑れば、曲のメロディー自体は良いものが揃っているので楽しく聴けると思う。「LOVE YOU ONLY」や「うわさのキッス」等の有名シングルは勿論、他のベストには入っていない「明日の君を守りたい」なんかもかなりメロディアスで好き。96年のCDにしては音量が小さく感じるのがやや残念かな。

満足度★★★☆☆



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『BEST EP SELECTION OF TOKIO Ⅱ』
(2001年5月9日 最高6位 初動4.1万枚 売上6.6万枚 登場5週)

【Everybody Can Do!/フラれて元気/Dash for the Dream(Bonus Track)/Julia/あたってくだけろ!(Bonus Track)/この指とまれ!/Love & Peace/君を想うとき/Oh!Heaven/何度も夢の中でくり返すラブ・ソング/溢れる想い/忘れえぬ君へ…/愛の嵐/みんなでワーッハッハ!/愛はヌード/恋に気づいた夜/OH! IT'S TRUE LOVE(Bonus Track)】

2ndベストアルバム『BEST EP SELECTION OF TOKIO Ⅱ』。前ベストの続編的位置づけであり、TOKIOの20世紀の集大成とA面コレクションというテーマで制作・リリースされた。今作をもってソニーミュージックレコーズを離れ、ユニバーサルミュージックへと移籍した。

松岡主演ドラマ『サイコメトラーEIJI』(「フラれて元気」「愛の嵐」)、国分主演ドラマ『せいぎのみかた』(「Julia」)は観ていたし、更に「Everybody Can Do!」がオープニングテーマだったアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』も毎週欠かさず観ていたのでタイアップ曲にはどれも思い入れがある。小学校低学年だった当時はJ-POPに興味を持つ前だったがそれでもどれも良い曲だなぁと思っていた。他にも今作を買って初めて知った「君を想うとき」や「忘れえぬ君へ…」は特に素晴らしいロック・バラードで感動をおぼえた。制作陣を変えた事もあってか前ベストと比べると一気にTOKIOらしさが開花したような印象だ。『鉄腕DASH』や『メントレG』、『ガチンコ』等でバラエティタレントTOKIOとしての浸透度が増していったのもこの時期だろう。アイドルバンドからTOKIOへとステップアップした時期を切り取った重要な一作。

満足度★★★★★



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『HEART』
(2014年7月16日 最高1位 初動4.1万枚 売上8.2万枚 登場31週)

DISC-1
【リリック/LOVE YOU ONLY/君を想うとき/花唄/GREEN/AMBITIOUS JAPAN!/Julia/glider/Mr.Traveling Man/自分のために/宙船(そらふね)/スベキコト/雨傘/見上げた流星/DR/ハート】
DISC-2
【Yesterday's/僕の恋愛事情と台所事情/路傍の花/Symphonic/The Course of Life/PLUS/Sometimes/ロースピード/Dream & Breeze/sugar/Zettai!/JUMBO/SONIC DRIVE!/T2/こころ】

20周年記念ベストアルバム『HEART』。ベスト盤としては3枚目。今までのキャリアの中からファン投票によって選出された楽曲を収録したオールタイムベスト。DISC-1にシングル表題曲、DISC-2にアルバム・カップリング曲が収録されておりそれぞれ投票順位の順番。更に長瀬、城島がそれぞれ作詞作曲した新曲「ハート」「こころ」が収録されている。アルバムでは04年のカバーアルバム『TOK10』以来、9年10か月ぶりの1位獲得となった。

ファン投票ベストというとマニアックな内容になりがちだが、DISC-1をシングル、DISC-2をその他と振り分けたおかげで聴きやすい。DISC-1では「LOVE YOU ONLY」「君を想うとき」「花唄」「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船(そらふね)」といった代表曲をしっかり押さえる事ができ、その他の曲もテレビ等で耳にしたものが多いので楽しめる。長瀬作詞作曲の「リリック」が1位というのはやはり近年のファンが投票した故の結果なのだろう。『サイコメトラーEIJI』主題歌だった「フラれて元気」「愛の嵐」辺りはもっと人気あると思っていたんだけど圏外とは意外。逆に「GREEN」とか単なるバラードって感じであまり印象無かったんだけど、今作で聴いた事でその名曲ぶりに気づかされた。DISC-2ではファン人気の高い隠れた名曲が堪能できる。殆ど初めて聴く曲ばかりだったんだけどどれも風格があるというか、アルバムでいったらラストとかクライマックスに入っているようなラスボス的などっしりナンバーが続くので一気に聴くのはちょっとしんどいけれど良いものは良い。古い曲もリマスターで迫力が増しているのでgoodだし、今からTOKIOを聴くならばまず今作を手に取るのが良いんじゃなかろうか。

満足度★★★★★

 初回盤1  初回盤2  通常盤




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2015年01月25日

竹内まりや アルバムレビュー 1994

竹内まりや アルバムレビュー。


『Impressions』
(1994年7月25日 最高1位 初動75.4万枚 売上302.2万枚 登場66週)

【けんかをやめて/明日の私/マージービートで唄わせて/Forever Friends/恋の嵐/シングル・アゲイン/もう一度/マンハッタン・キス/元気を出して/本気でオンリーユー(Let's Get Married)/告白/純愛ラプソディ/リンダ/家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)/駅】

★セルフカバー原曲…「けんかをやめて」河合奈保子、「元気を出して」薬師丸ひろ子・島谷ひとみ、「リンダ」アン・ルイス、「駅」中森明菜(山下達郎による「駅」のライナーノーツでは、提供した有名アイドル・シンガーがこの曲に対して示した解釈のひどさにかなり憤慨して、自分でアレンジしてみたくなり竹内を説得してレコーディングにこぎつけた等の詳細がかなり赤裸々に綴られている)

ベストアルバム『Impressions』。1982年の『VIVA MARIYA!!』に続く2作目のベスト盤。MOON RECORDSに移籍した84年以降の楽曲から、アルバムとしては6th『VARIETY』、7th『REQUEST』、8th『QUIET LIFE』からセレクトして収録されている。ブックレットには山下達郎によるライナーノーツ記載。累計300万枚を超えるメガヒットを記録し、自身最大ヒットのアルバムとなった。99年6月2日に再発され、そちらは最高58位、3万枚を売り上げている。08年にはデビュー30周年を記念したオールタイム3枚組ベスト『Expressions』がリリースされており、「明日の私」以外は収録曲が今作と重複している。

公式通り、「竹内まりや入門の第一アイテム」と呼ぶにふさわしい内容。僕のように直接的な世代じゃない人間でもどこかで耳にした事があるナンバーばかりだし、何よりどの曲もメロディー、アレンジが素晴らしく抜群に聴きごたえがある。「シングル・アゲイン」や「告白」のようなシリアスなナンバーから「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」みたいな突き抜けたポップスまで曲調は多彩だがどれも「竹内まりや」という絶対的な世界観に包まれていて最強。普遍的な名曲のオンパレード。2008年には今作のさらに拡大盤ともいえる3枚組の『Expressions』が出ているので今から手にするならそちらの方がベターかもしれないが、1枚で代表曲をサラっと押さえたい方には今作の方をお薦めしたい。

満足度★★★★★

99年盤




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2014年07月28日

CHAGE and ASKA アルバムレビュー 1990-1993

CHAGE and ASKAアルバムレビュー。
シングル曲等、楽曲単位の感想はこちら(79年~92年)こちら(93年~07年)になりますのでクリック!


『THE STORY of BALLAD』
(1990年2月7日 最高2位 初動5.2万枚 売上16.0万枚 登場14週)

【天気予報の恋人/オンリーロンリー/レノンのミスキャスト/迷宮のReplicant/夏の終わり/ripple ring/風のライオン/ショート・ショート/Far Away/恋人はワイン色/WALK/心のボール】

バラッドベストアルバム『THE STORY of BALLAD』。6thアルバム『Z=One』から12thアルバム『PRIDE』までの期間より選曲されている。「心のボール」は徳永英明に提供した楽曲のセルフカバー(福岡市の市制施行100周年メモリアルソング)。2004年の『THE STORY of BALLAD Ⅱ』発売に伴い今作もリマスタリングして再発された。

誰もが知ってる大ヒット曲や有名曲は入っていないが(せいぜい「恋人はワイン色」「WALK」がちょっと有名って位か)、さすがバラードに定評があるチャゲアスだけあって純粋に良い曲が並んでいる。20周年ベスト『VERY BEST ROLL OVER 20TH』にも収録された爽やかな「天気予報の恋人」や、「夏の終わり」「風のライオン」といった隠れ名曲が手軽にまとめて聴けるというのが魅力。『VERY BEST』を聴いて、さらにもっと彼らの曲を聴いてみたいと思ったなら手に取ると良いだろう。また「WALK」はラストにコーラスを強調した新パートが追加されているオリジナルバージョンとなっており、これは今作でしか聴けない。

満足度★★★★☆

04年リマスター盤

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『TREE』
(1991年10月10日 最高1位 初動99.6万枚 売上235.1万枚 登場37週)

【僕はこの瞳で嘘をつく/SAY YES/クルミを割れた日/CAT WALK/夜のうちに/MOZART VIRUS DAY/誰かさん~CLOSE YOUR EYES~/明け方の君/CATCH & RELEASE/BAD NEWS GOOD NEWS/BIG TREE/tomorrow】

14thアルバム『TREE』。シングル「SAY YES」(1位 282.2万枚)収録。11月に「僕はこの瞳で嘘をつく」(1位 81.1万枚)がリカットされた。8月に月9ドラマ『101回目のプロポーズ』主題歌として発売された「SAY YES」が280万枚を突破する自身最高の大ヒットを記録。その勢いが続いている中でリリースされた今作は当時のアルバム初動売上歴代1位を記録(約1ヶ月後に松任谷由実の『DAWN PURPLE』が初動101.4万枚を記録し更新)した。2週目にも36.4万枚を売り上げ1位を獲得し、ミリオンを突破。最終的な累計ではダブルミリオンを突破する大ヒットとなった。

「SAY YES」の大ヒット直後のアルバムだけに、その勢いのまま珠玉のメロディーが連発されるゴージャスな一作。「BIG TREE」の生命力あふれるダイナミックな世界観にはとにかく圧倒されるし、ラストナンバー「tomorrow」の感傷的な歌声・ハーモニーはもはや神の域に達していると思う。この時期のチャゲアスにしか作れなかった唯一無二の世界であろう。全体的に神々しいオーラに包まれたまさに名盤であるが、個人的に残念なのがCHAGE曲がいま一つピンと来ない事。ASKAとCHAGEの共作である「MOZART VIRUS DAY」なんかはかなり好みなんだけど、CHAGE作詞作曲の「CAT WALK」「CATCH & RELEASE」あたりは売れ線とは真逆のかなりマニアックな仕上がりでどうにも受け付けない。僕の中にある「90年代のCHAGE曲はとっつきにくい」というイメージはこのアルバムによって生み出されてしまった。当時「SAY YES」目当てでこのアルバムを手にした多くの人は、こんなマニアック全開のCHAGE曲をどう思ったのだろうか…。正直、CHAGE曲を削ってASKA曲をもう1、2曲増やしてほしかったというのが本音だ。

満足度★★★★★

  01年盤  09年リマスター盤

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『GUYS』
(1992年11月7日 最高1位 初動62.3万枚 売上141.1万枚 登場28週)

【GUYS/野いちごがゆれるように/if/光と影/HANG UP THE PHONE/だから…/WHY/今日は…こんなに元気です/夢/CRIMSON/no no darlin'/世界にMerry X'mas】

15thアルバム『GUYS』。シングル「if」(1位 108.3万枚)「no no darlin'」(2位 67.5万枚)収録。「if」はアルバムのイメージに合わせるため新たなアレンジが施されている。ミリオンは達成したが、前作よりも100万近く下げる事となった。

生活の拠点をロンドンに移してレコーディングされたという事で、全体的にジャズ志向の強いかなーり大人な作風に仕上がっている。1曲目「GUYS」こそシングル級のスピーディーなロックナンバーであるものの、2曲目以降はかなりブルージーでまったりした曲が続く。楽曲自体は文句なしに素晴らしいものばかりなのだが、よく考えるとこんな大人びた作風が当時の若者の流行の中心だったというのはかなり驚きだ。全盛期とはいえ、よくこんなに売れたなという感じもある。個人的に「if」はシングルバージョンの方が疾走感があって好みなのだが、今作のまったりしたバージョンも悪く無い(というか『CDTV』等では毎回このアルバムバージョンが流れていたのでずっとこれが通常バージョンなのかと思っていた…)。あと前作に続いてCHAGE曲は微妙なのだがやはりASKAとの共作である「今日は…こんなに元気です」は名曲。

満足度★★★★☆

01年盤  09年リマスター盤

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『RED HILL』
(1993年10月10日 最高1位 初動60.0万枚 売上156.7万枚 登場29週)

【夜明けは沈黙のなかへ/なぜに君は帰らない/夢の番人/螢/今夜ちょっとさ/THE TIME/君はなにも知らないまま/Mr.Jの悲劇は岩より重い/You are free/RED HILL/TAO/YAH YAH YAH/Sons and Daughters ~それより僕が伝えたいのは】

16thアルバム『RED HILL』。シングル「YAH YAH YAH/夢の番人」(1位 241.9万枚)「Sons and Daughters ~それより僕が伝えたいのは」(1位 79.9万枚)収録。11月に「You are free」(5位 38.9万枚)と「なぜに君は帰らない」(4位 42.7万枚)が同時発売でリカットされた。「YAH YAH YAH」と「Sons and Daughters」は表記は無いがアルバムバージョンらしい(前者はミックス違い、後者はアメリカのコーラスグループ・14カラットソウルのコーラスが入ったバージョンになっている)。前作と比べ初動はやや下がったが、累計売上、登場週数は上回った。現在のところ彼らにとって最後のミリオンアルバムとなっている。

実質1曲目である「なぜに君は帰らない」は「YAH YAH YAH」を意識して作られたというだけあって勢いバツグン。冒頭2曲の流れは「これからアルバムが始まるぜ!」というワクワク感に満ちているし、その後もどっしりした名曲が並ぶ。まさに全盛期チャゲアスここにあり!といった感じのパワフルなアルバムだ。「YAH YAH YAH」で興味を持ったリスナーの期待にもしっかり応えた一作だと思う。勢いだけでなく、随所に哀愁も漂わせているあたりが上手い。タイトル曲である「RED HILL」なんかは壮大な舞台演劇でも見ているかのような、どこか遠い異国にやってきたような感覚に襲われる。『TREE』から今作までは全盛期3部作という印象もあり、特にこの時期のASKAのボーカルは国宝級のものではなかろうか。ただ「YAH YAH YAH」の大ヒットもあった事だし、もう少し売れてもよかったように思うが何故に150万程度で終わってしまったのかが若干謎だ(150万でこの程度と思う位にこの時期の彼らには勢いがあった)。

満足度★★★★★

  01年盤  09年リマスター盤




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2014年01月23日

TUBE アルバムレビュー 1996

TUBE アルバムレビュー。


『TUBEstⅡ』
(1996年4月1日 最高3位 初動33.4万枚 売上110.2万枚 登場31週)

【あー夏休み/湘南 My Love/さよならイエスタディ/夏だね/ガラスのメモリーズ/夏を待ちきれなくて/だって夏じゃない/夏を抱きしめて/恋してムーチョ/Melodies&Memories/ゆずれない夏/あの夏を探して/湘南盆踊り/Yo Yo Yo/海へ行こう
…Bonus Track

ベストアルバム『TUBEstⅡ』。1989年の『TUBEst』に続く第2弾。1990年から1995年までの全シングルを収録。自身最大のヒット作となった。ボーナストラックの3曲はそれぞれ「ガラスのメモリーズ」「夏を待ちきれなくて」「夏を抱きしめて」のカップリングに収録されていた曲。

TUBEは『CDTV』等で過去曲をちょこちょこ聴いていたんだけど、中々良いメロディーだなと思っていたのでこの度初レンタル。この時期が売り上げ最盛期だったこともありどの曲も非常にキャッチーで良い曲ばかりだ。特に「夏を抱きしめて」や「ゆずれない夏」のような突き抜けた爽快さはたまらなく素晴らしい。ZARDやELTのような清涼感のある“夏感”よりはアツいのだが、かといって暑苦しいジワジワした“夏感”とも異なる。やっぱ夏といえばTUBEと言われるだけの事はあるなと。しかしボーナストラックはちょっとおふざけ要素も入ったようなナンバーでシングルA面との落差を激しく感じた。ここはカップリングではなく、アルバムの中の名曲や人気曲とかを入れれば良かったのでは…?

それにしてもCDセールス全盛だった90年代において、シングル最高売り上げが「夏を抱きしめて」の93.9万枚だというのがかなり意外である。ミリオンセラーをバンバン出していたようなイメージがあるし、それ位のヒットを打ち出してもおかしくないだけの名曲を生み出していたと思うんだけどな。

満足度★★★★★

TUBEstⅡ




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2013年09月15日

堂本剛 アルバムレビュー 2002-2004

KinKi Kidsの堂本剛がソロ名義でのCDデビューを果たしたのは2002年。全曲自作というジャニーズアイドルとしては異例の活動となった。そんな剛の1st~2ndアルバムを紹介します。


『ROSSO E AZZURRO』
(2002年8月7日 最高1位 初動17.1万枚 売上22.8万枚 登場5週)

【さよならアンジェリーナ/Purity/GIRASOLE/歩き出した夏/We never know/街/花/Panic Disorder/溺愛ロジック(New Mix)/Luna/あなた/心の恋人/Hey!みんな元気かい?(BONUS TRACK)】

ソロ1stアルバム『ROSSO E AZZURRO』。先行両A面シングルだった「街/溺愛ロジック(New Mix)」(1位 27.2万枚)収録。

デビュー以来、KinKiとして主にアルバム等で自作曲をちょこちょこ発表していたがそれの集大成といった感じの内容。ボーナストラック以外の全曲を本人が作詞・作曲している。初めて聴いたのは2004年頃で、当時は当時で暗くてディープなアルバムだなぁと思っていたのだが04年以降さらにディープでより深化した独自の道へ突き進んでゆくため、いま現在これを聴きかえすとまだ割とストレートというか、ポップさの残るアルバムだったなぁと感じる。ピアノの調べが美しい「歩き出した夏」や、本人がファンだというMr.Childrenをリスペクトしたような硬派な「街」、切ないメロディーが涙腺を刺激する「あなた」等はこの後の活動に見られるようなマニアックな要素は一切無く、万人ウケするポップさが詰まっている名曲。ただ完全にジャニーズアイドルのアルバムとは一線を画している。KinKiのアルバムを聴くつもりで手に取った人はきっと驚くと思うし、確かに聴く人を選ぶような曲もあるけども個人的にはエンドリケリーになってしまった後よりもこの時期のが断然好み。この妙な世界に迷い込んでしまったような良い意味での気持ち悪さが心地良い。

満足度★★★★☆

 初回盤  通常盤

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『[si:]』
(2004年8月18日 最高1位 初動16.1万枚 売上21.1万枚 登場9週)

【pencil/恋のカマイタチ/誰かさん/リュウグウノツカイ/海を渡って/ココロノブラインド/ナイト ドライブ/very sleepy!!/くるくる/ORIGINAL COLOR -version [si:]-/Saturday/See You In My Dream/PINK/DEVIL※/ビーフシチュー/50 past 12 (AM)】
※通常盤にのみ収録

2ndアルバム『[si:]』。前作から2年のスパンを置いて発表された。先行シングル「WAVER」(1位 21.4万枚)から「ORIGINAL COLOR -version[si:]-」「恋のカマイタチ」「ココロノブラインド」収録。「DEVIL」は通常盤にのみ収録されている。タイトルは「スィー」と読み、「See(考える)」、「Sea(海・潮・波)」、「She(彼女・男性から見た恋人)」のそれぞれを表現した発音記号からきている(正し実際には「She」の発音記号だけ異なるらしい)。

あえて言うなればとっ散らかった印象もあった前作『ROSSO E AZZURRO』と比べると、アーティスト・堂本剛の世界観がより確立されている。タイトルやジャケットにもあるように「水」とか「海」を思い起こさせる雰囲気がちりばめられており、シングル「ORIGINAL COLOR」を筆頭に「ナイト ドライブ」や「PINK」等、どっしりした名曲が満載。冒頭、中盤、ラストに配置されたインストも絶妙なアクセントになっていて邪魔に感じない。自分(剛)のやりたい事と、ポップスとしての聴きやすさが見事にマッチした名盤だと思う。ミスチルの『深海』とかが好きな人なら気に入るかも。この後はエンドリケリーとなりヒットチャートとは関係の無い世界に行ってしまうけど、出来たらこの路線でもう少し活動してほしかったなぁ。

満足度★★★★★






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kazeno_yukue at 02:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)