JUDY AND MARY

2014年02月24日

JUDY AND MARY シングル&名曲レビュー 1993-2001

JUDY AND MARYは僕のJ-POP史の中でもかなり最初期の段階でハマったバンドの一組である。メンバーはYUKI(ボーカル)、TAKUYA(ギター)、恩田快人(ベース)、五十嵐公太(ドラム)。意識してしっかり聴き始めたのは2002年であり、当時既に解散していたため音源は全て後追いで聴いているがいくつかの曲はリアルタイムでの記憶もある。ジュディマリは本当に4人の天才によって生み出された奇跡のバンドだったと思う。そんな彼らの楽曲を、シングル中心に振り返っていこう。ちなみに復活して欲しいバンドランキングでは常に上位に名を連ねるが、決して仲良しこよしのバンドでは無かったし、恐らく再結成は無いだろうと思われる…。

アルバムごとの感想はこちら→
JUDY AND MARY アルバムレビュー 1994-2001
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1stシングル『POWER OF LOVE』
(1993年9月21日 最高95位 売上0.3万枚 登場1週)
作曲:恩田快人
記念すべきデビュー曲。初期らしいパンキッシュなナンバー。どこがサビなのかよく分からない平坦な構成がどうにも受け入れられず当初はあまりピンと来ない曲だった。しかし最近になって改めて聴いてみると、〈窓から流れるHighway アトムの世界に続くの〉〈明日 世界が終わっても〉等、非現実的な歌詞を淡々としたビートに乗せる事で生まれる虚無感がクセになるなと感じてきた。こういう楽曲ってありそうであんまり無い気がする。
オススメ度★★★☆☆



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2ndシングル『BLUE TEARS』
(1993年11月21日 チャート圏外)
作曲:恩田快人
冬をテーマにしたキャッチーなナンバー。チャート入りは逃したものの、解散後のベスト盤『The Great Escape-COMPLETE BEST-』での人気投票で選ばれておりファン人気の高い一曲。パンキッシュなイメージの強い初期ジュディマリの中では異色の曲だったのかもしれないが、後の大ブレイクへの予兆が早くも垣間見える初期の名曲だと思う。フジテレビ系『めちゃ×2イケてるっ!』エンディングテーマであり、2006年には映画『シムソンズ』主題歌にもなった。
オススメ度★★★★☆



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3rdシングル『DAYDREAM』
(1994年4月21日 最高58位 売上1.3万枚 登場3週)
作曲:恩田快人
1stアルバム『J・A・M』からのリカット。テンポはスピーディーだが、恩田が語るようにジリジリと追いつめられる緊迫感のようなものが滲み出ているダークな曲。3分半程であっという間に駆け抜けてしまう。サビは頭に残るけどそこまで好きな曲でも無い。この曲で『ミュージックステーション』に初出演した際に、赤いワンピースにミニスカートで登場したYUKIが印象的だった。この頃まではまだロリータパンク色が強かったように思う。
オススメ度★★★☆☆



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4thシングル『Hello! Orange Sunshine/RADIO』
(1994年8月21日 最高22位 売上9.9万枚 登場9週)

「Hello! Orange Sunshine」
作曲:恩田快人
両A面1曲目。NHK BS 火曜日イメージソングであり、前作までと比べて大きく売上を伸ばした。中学生の頃に『CDTV』の過去ゲストライブ映像で初めて聴き、印象には残ってるけどそこまで好きでも無い曲。個人的に「RADIO」や「Cheese"PIZZA"」と比べると数段落ちるなぁという印象です。
オススメ度★★★☆☆

「RADIO」
作曲:TAKUYA
両A面2曲目。テンポは爽快なんだけど歌メロはノスタルジックでキュンとくる。聴いても、歌っても、演奏しても非常に気持ちの良い曲だ。サビの〈FANTASTIC!!〉〈JUST SWEET!!〉という伸びやかなYUKIの声を聴くと、歌詞の通り電波に乗って夜の街を駆け抜けているような気持ちになる。中学生の頃とかに、夜中にこっそり外で友達と会ったり遊んだりしていた時のワクワク感やスリルが詰まっていると思う。
オススメ度★★★★☆



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5thシングル『Cheese"PIZZA"/クリスマス』
(1994年11月2日 最高15位 初動2.9万枚 売上7.7万枚 登場8週)

「Cheese"PIZZA"」
作曲:TAKUYA
両A面1曲目。ひねくれていないポップな曲調、軽やかなメロディーはキュートで初期の佳作といった印象の曲。歌詞の通り〈抜けるような青空〉が目の前に浮かぶ。ベスト盤『FRESH』には未収録だったので音源を入手したのは結構遅かった。
オススメ度★★★★☆

「クリスマス」
作曲:恩田快人
両A面2曲目。東海銀行クリスマスキャンペーンソング。こちらはストレートなバンドサウンド。『FRESH』に未収録だったので音源を手にしたのは遅かったのだが、『CDTV』の過去ゲストライブ映像で観た事があったので曲自体は古くから知っていた(その時は「隠れた名曲」的な扱いで紹介されていた)。曲調は爽快なのに歌詞が若干切ない。特にラストでバンドが止みギターのアルペジオのみになる〈目が覚めるまでそばにいて…〉の部分がかなり切ない。なんか、朝になって目が覚めたら結局「あなた」は居なくなっているんじゃないだろうか…等と勝手に事後ストーリーを考えては悲しい気持ちになってしまう。この寂しさは何となく浜崎あゆみの「teddy bear」に通じるものがある。
オススメ度★★★★★



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6thシングル『小さな頃から/自転車』
(1995年1月21日 最高37位 売上3.9万枚 登場5週)

「小さな頃から」
作曲:恩田快人
両A面1曲目。2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』からのリカット。フジテレビ系『Rooms』エンディングテーマ、映画『シムソンズ』挿入歌。ノスタルジックで透明感あふれる名曲。クリアなアルペジオが涼しさを感じさせる。〈かわいた風に ゆきづまっても こわくはないわ 1人じゃない…〉の後の流れるようなギターソロが涙腺を刺激する。
オススメ度★★★★★

「自転車」
作曲:恩田快人
両A面2曲目。2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』からのリカット。サンサンとした夏の太陽を感じさせる弾けた痛快ポップ。ジャキジャキ刻まれるエレキのリズムが心地いい。ひたすら青春だなぁって感じの良曲だ。
オススメ度★★★★★



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7thシングル『Over Drive』
(1995年6月19日 最高4位 初動11.4万枚 売上67.0万枚 登場18週)
作曲:TAKUYA
トヨタ・カローラツーリングワゴンCMソング、第21回全国高等学校クイズ選手権エンディングテーマ(2001年)、日清食品『野菜スープヌードル』CMソング(2006年)。初のTOP10入りを果たしたブレイク作。まさしく風のように突き抜けるYUKIのハイトーンボイスに夏っぽい爽快な曲調が合わさって、ポップかつ切ない独特の世界観が作り上げられている。常に後ろでソロを弾いているようなTAKUYAイズムが姿を見せ始めるのもこの頃からだ。個人的にわたくしマーのJ-POP始まりの曲のうちの一つ。元々は母親が8cmシングルを持っており、まだそんなに音楽に興味の無かった中学1年生時にそれを何気なく聴いたらあまりの名曲ぶりに驚愕した。初めてこの曲のサビを聴いた時の衝撃・興奮は一生忘れる事は無いだろう。それ程の感動だった。この衝撃をキッカケに一気にJ-POP全般にハマっていったのでやはり僕にとっては始まりの一曲という印象が非常に強い。僕は「懐かしさ」や「ノスタルジー」というものを感じさせてくれる音楽が好きなのだが、そういった点でこの曲は最強だ。大名曲。なんつーか「青春をありがとう」って感じである。
ジャケットにうつるYUKIを見て、「こんなに可愛い人がこの世に居るのか!?」という衝撃も同時に受けた。この衝撃はかなりのもので、この世で最も可愛い女性はYUKIだと未だに僕は思っている。僕の当時の燃え上がりは凄まじく、寝ても覚めても授業中にもひたすらYUKIの事を考えてしまう程ににおかされていた。当時は携帯もネットも使えなかったので手がかりがCDで聴こえる声・またはジャケットの写真しか無かったわけだが、逆にそんな制限された環境が僕の恋を燃え上がらせたのではないかと思う。
オススメ度★★★★★+1

「エゴイスト…?」
作曲:恩田快人
7thシングル「Over Drive」カップリング曲。彼女がいる人を好きになってしまった女の子の歌。歌詞・メロディーの切なさはもしかして全楽曲中1位なのではないだろうか?感情移入すると涙が出そうになる隠れ名曲。ベスト盤『The Great Escape』で聴けるのでどうぞ。
オススメ度★★★★★



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8thシングル『ドキドキ』
(1995年10月21日 最高8位 初動7.1万枚 売上25.6万枚 登場14週)
作曲:恩田快人
NHK『ポップジャム』オープニングテーマ。歌詞・メロディー共にノスタルジアというか切なく懐かしい気持ちを感じさせる温かい曲だ。子供の頃に空を見上げるたび感じていたあの果てしない空の広がりが蘇ってくる。〈「もう二度と会えなくなるの?」 それが聞けなかったの〉という歌詞がとても切なく印象的。
オススメ度★★★★☆



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「KYOTO」
作曲:TAKUYA
3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲。作詞も作曲もTAKUYA単独のクレジット。懐かしさや郷愁を思わせる落ち着いたナンバー。タイトル通り京都を題材に作られているが何でもTAKUYAの出身地らしい。バンドサウンドというよりは「歌」そのものに重点を置いたような美しいナンバーで名曲。ピーンと澄んだ気持ちになる。アルバム曲ながら唯一『FRESH』に収録されており、メンバー(というよりTAKUYA)の思い入れも深い曲のようだ。
オススメ度★★★★★

「あなたは生きている」
作曲:恩田快人
3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲。ストレートでキラキラした曲。もっと注目されても良いんじゃないかと思う隠れ名曲だ。『MIRACLE DIVING』は恩田曲とTAKUYA曲の配合のバランスが最も良く保たれていた傑作だった。
オススメ度★★★★★

「ステレオ全開」
作曲:TAKUYA
3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲。TAKUYAらしい、転調を繰り返すチョコマカした明るいポップナンバー。歌うのも演奏するのもかなり難しそうだけど軽快に歌いこなすYUKIのパワーに恐れ入る。後に「そばかす」のカップリングにリカットされるが、その際には冒頭の「オフサイド~!」という掛け声(声は元サッカー日本代表柳本啓成)がカットされている。
オススメ度★★★★☆



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9thシングル『そばかす』
(1996年2月19日 最高1位 初動28.5万枚 売上105.8万枚 登場21週)
作曲:恩田快人
意外にも自身唯一のオリコン1位&ミリオンシングル。フジテレビ系アニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』オープニングテーマ。最大ヒットであり、恐らく最も有名な曲はコレだろう。おもちゃ箱をひっくり返したようにポップでカラフルな印象の曲。一発で耳に残る強烈なサビは凄まじい。個人的に「Over Drive」程ではないがやはりかなりの名曲。JAMの代表曲という枠を超えて90年代J-POPを代表する一曲という風格を纏っている。僕の世代だと『るろうに剣心』主題歌として知ってる人も多いみたいだが僕は全くこのアニメを観ていなかったので純粋なJ-POPのヒット曲として認識していた。同じようにWANDSの「世界が終わるまでは…」やZARDの「マイ フレンド」等もアニメ主題歌として認識している人が同世代には非常に多いんだけど、アニメを観る習慣があまり無かった僕にとってはどれも純粋なJ-POPの一曲である。同じ楽曲でも知る経緯は人それぞれ違うのだ。
オススメ度★★★★★



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10thシングル『クラシック』
(1996年10月28日 最高3位 初動23.3万枚 売上63.2万枚 登場16週)
作曲:TAKUYA
TBS系列『Pop-file』オープニングテーマ。元々はTAKUYAがソロプロジェクトのために作った曲だったが、YUKIが「歌いたい」と切望したためJAMでやる事になったという。96年の秋~冬にかけての、あのしっとりした空気を思い起こさせる名曲。幻想的なオーラに包まれていて個人的にJAMで好きな曲TOP3には必ず入ってくる曲だ。サビも抜群に良いけどAメロの〈Baby 今は泣かないで~〉の部分が最高に好き。JAMらしさが集約された結晶みたいな一曲。
オススメ度★★★★★



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11thシングル『くじら12号』
(1997年2月21日 最高5位 初動12.1万枚 売上44.7万枚 登場12週)
作曲:TAKUYA
本田技研工業『ライブ・Dio』CMソング。アップテンポで弾けた明るいナンバー。TAKUYAイズムが本格的に開花し出し、それに引っ張られるようにベースとドラムも縦横無尽に動き回るようになり、そんなうねった演奏陣の上に泳ぐように軽やかなYUKIの歌が乗り、4人の個性がぶつかり合った唯一無二のJAMワールドが形作られてきた。勢いバツグン。JAMらしさの一つの到達点はこの曲だったのかもしれない。一ヶ月後にリリースされたアルバム『THE POWER SOURCE』はこの勢いのままにダブルミリオンを突破。人気はピークを迎える。
オススメ度★★★★★



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「BIRTHDAY SONG」
作曲:TAKUYA
4thアルバム『THE POWER SOURCE』収録曲。当時のJAMを象徴するような勢い全開の一曲だ。ロック調のAメロから、Bメロにうつるとふっと澄んだ空気感に変わるそこがたまらない。やはりギターが暴れ回っているが、サビの広がり感は絶品。TAKUYAイズムとメロディアス性が最も高いレベルで融合している一曲かもしれない。
オススメ度★★★★★

「Happy?」
作曲:TAKUYA
4thアルバム『THE POWER SOURCE』収録曲。パンク調のAメロ、ガツンとしたロックテイストのBメロ、そして陽気なサビと、一曲の中で様々に展開していくナンバー。最初に聴いた時は何とも思わなかったが聴き込んでいくうちに好きな曲となった。ぜひバンドで演奏したい一曲だ。
オススメ度★★★★☆

「風に吹かれて」
作曲:恩田快人
4thアルバム『THE POWER SOURCE』収録曲。TAKUYAイズムが猛威をふるう中、恩田が放った渾身の名曲。ピュアなメロディーが胸に響く。イントロのギターフレーズが印象的。
オススメ度★★★★★



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12thシングル『ラブリーベイベー』
(1997年5月21日 最高12位 初動3.6万枚 売上9.3万枚 登場6週)
作曲:TAKUYA
4thアルバム『THE POWER SOURCE』からのリカット。勢い重視の暴発的ロックナンバー。最初から最後までとにかく勢いが凄いが、よく聴くとメロディーもそれなりに良くて引き込まれる。ワニギターを抱えるYUKIの姿が印象的だが、実際にはワニの人形であり楽器では無いらしい。
オススメ度★★★★☆



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13thシングル『LOVER SOUL』
(1997年10月15日 最高5位 初動19.3万枚 売上50.4万枚 登場14週)
作曲:TAKUYA
またもTAKUYA曲であり、バンドの主導権はどうやら彼に渡ったようだ。冬をテーマにしたミディアムナンバー。やはりバックでは常にギターがうねるように鳴っておりやはりTAKUYAイズムだなぁと思うが、メロディーがとにかく極上。ファン人気が高いのも頷ける名曲である。冬の雪道で聴いたら本当にたまらないだろう。前作はリカットという事で売上は低かったが、今作は50万枚に復調。
オススメ度★★★★★



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14thシングル『散歩道』
(1998年2月11日 最高3位 初動19.6万枚 売上47.9万枚 登場12週)
作曲:五十嵐公太
フジテレビ系ドラマ『ニュースの女』主題歌。唯一の五十嵐作曲シングルにして名曲。タイアップだったドラマを観ていたので、「Over Drive」や「そばかす」よりももっと早い段階で耳に馴染んでいたJAMの曲はコレであった。TAKUYA曲は演奏がうねっているが五十嵐曲は歌のメロディーがうねっているという印象。こんな複雑なメロディーでヒットを飛ばしてしまう辺り、間違いなく五十嵐も作家として天才だったのだろう。
オススメ度★★★★★

「ステキなうた」
作曲:恩田快人
14thシングル「散歩道」カップリング曲。結果的にJAMでの恩田曲はコレがラストとなってしまう。だからか、軽快な曲調なのにどこか退廃的な空気が漂っているようにも思えてしまう。TAKUYA曲ばかりで固められたアルバム『POP LIFE』の中で収録された唯一の恩田曲。
オススメ度★★★★☆



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15thシングル『ミュージック ファイター』
(1998年4月1日 最高4位 初動7.9万枚 売上14.8万枚 登場6週)
作曲:TAKUYA
アクシアMDCMソング。JAMというよりも、TAKUYAイズムの一つの到達点にして最終形態超絶なる迷曲にして大名曲。一般的なJAMのイメージのまま聴くと「何じゃこりゃ?」と思うだろう。僕も『FRESH』を買った頃はどうしても馴染めず飛ばしていた。が、しかし、ある時期を境に急速にこの曲に魅かれていったのである。これは歌のメロディーだけでなく、バンドサウンドや音の世界観全体を総合して一つの「楽曲」として捉えるように僕の聴き方が変化してきたからだと思う。サビ直前の揺さぶられるようなリズムは最高にカッコイイ。本当に奇跡の名曲である。結果、突然のぶっ飛び様にファンも戸惑ったのか売上は激減した。
オススメ度★★★★★



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16thシングル『イロトリドリ ノ セカイ』
(1998年9月9日 最高11位 初動2.8万枚 売上7.6万枚 登場7週)
作曲:TAKUYA
5thアルバム『POP LIFE』からのリカットであり、TAKUYAのソロユニットROBOTSの5thシングルとしても発表された曲。シングルでは唯一となるTAKUYA単独の作詞・作曲クレジット。秋を感じさせる切ないメロディーと碧いバンドサウンドが涙腺を刺激する名曲。Bank Bandのカバー(2008年の『沿志奏逢2』に収録)では陽気なポップソングへと変貌していたが、個人的にはこの原曲に忠実にカバーして欲しかったなと思う。
オススメ度★★★★★



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17thシングル『手紙をかくよ』
(1998年11月11日 最高22位 売上2.2万枚 登場3週)
作曲:TAKUYA
またも5thアルバム『POP LIFE』からのリカット。胸キュンなミディアムナンバー。「ミュージック ファイター」と同じ人が作曲したとは思えない程にピュアでストレートな曲。何だかYUKIの声も同時期の曲と比べて幼く聴こえるような。有名ではないけれどこれも名曲である。サビの伸びやかな歌声は本当にたまらなく良い。このシングルをラストに、バンドは1年間の活動休止期間に入った。
オススメ度★★★★★



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18thシングル『Brand New Wave Upper Ground』
(2000年2月23日 最高4位 初動10.0万枚 売上15.8万枚 登場7週)
作曲:TAKUYA
大塚製薬・ポカリスエットCMソング。活動再開。復活の勢いがそのまま表れたような、とにかく弾けまくった爽快さがたまらない大名曲。リリースは冬だけど何だか夏のイメージがある曲だ。一ヶ月後に自身初のベスト盤『FRESH』が発売され、オリジナルアルバムよりも一足先にそちらに収録された。
活動再開ということでバンド内のバランスも上手く整えられたのかと思いきや彼らが選んだのは完全なるTAKUYA主導の道。パワーバランスを思いっきり偏らせる事で無理矢理方向性を纏めるという力技に出た。これ以降はいつ解散してもおかしくない末期状態へと突入していくわけだが、個人的にはここからの4シングルは前にもまして最強。
オススメ度★★★★★



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19thシングル『ひとつだけ』
(2000年7月5日 最高9位 初動7.2万枚 売上11.1万枚 登場5週)
作曲:TAKUYA
ラストアルバム『WARP』のいっちばん最後に収録されているため、最も“終焉”を感じるのはこの曲。大空に包まれるような世界観や、転調を繰り返す構成など魅力たっぷりでかなりの名曲だと思うんだけど、世間的な認知度や、語り継がれてる感は全く無いような…。特に『The Great Escape』の人気投票で圏外ってのはちょっと信じられないなと思う。ちなみにシングルとアルバムではバージョン違いでボーカルが録り直されている。
オススメ度★★★★★



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20thシングル『motto』
(2000年11月22日 最高8位 初動5.6万枚 売上13.8万枚 登場10週)
作曲:TAKUYA
愛をもっとオオオ~!!!自由をもっとォオオオ~!!!というサビがとにかく強烈でこの上ないインパクトを放つ名曲。3分という短い時間の割には聴きごたえ抜群。Aメロのギターフレーズはそれだけ聴いたらどうやって歌が乗るのかサッパリ分からないTAKUYAイズムの極致。復活後の、言うなれば解散直前期のシングルはどれも素晴らしい出来だったな。
オススメ度★★★★★



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21stシングル『ラッキープール』
(2001年1月24日 最高3位 初動8.4万枚 売上18.3万枚 登場7週)
作曲:TAKUYA
フジテレビ系ドラマ『2001年のおとこ運』主題歌。1月9日に全国紙朝刊の全面広告で解散を発表。実質的に最後のシングル曲。Aメロ・Bメロでは抑えて、サビで一気に弾けるタイプの曲でやはり名曲。『The Great Escape』の投票でも「Over Drive」「そばかす」に次ぐ3位という事でかなりの人気を博している曲のようだ。解散直前期だとは思えない程のフレッシュ感。最後まで本当に全力疾走なバンドだったなと思わせてくれる快作だった。タイアップだったドラマ(菅野美穂や田辺誠一、あと当時は人気者だった押尾氏等が出演していた)は当時観ていて中々面白かったのだが、場所や状況問わずやたらとkissしまくるシーンが多かった(ような記憶がある)ので「こういうシーンは子供の教育上良くないんじゃないか?」と子供ながらに懸念していたのを憶えている。
オススメ度★★★★★



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22ndシングル『PEACE -strings version-』
(2001年3月9日 最高8位 初動4.8万枚 売上7.3万枚 登場4週)
作曲:TAKUYA
解散の翌日に発売されたラストシングル。『WARP』収録曲の別バージョンで、ストリングスアレンジが施されておりおとなしかった原曲と比べると壮大な仕上がりになっている。しかしここまで来るともはやTAKUYAの単なる趣味という感じがしなくもない。編曲もTAKUYAだし、トータルプロデュースもTAKUYA。恩田と五十嵐は参加してんのか、これ?曲自体は悪くは無いが、バンド感は全く無いし他のシングルと肩を並べる程の曲では無いかなぁというのが正直なところ。感慨深さ等は無く、やはりバンドに限界が来ていたんだなという事が伺える何とも言えないラストシングルとなってしまった。僕の中では「ラッキープール」で一区切り。
オススメ度★★★☆☆






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kazeno_yukue at 02:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2014年01月08日

JUDY AND MARY アルバムレビュー 1994-2001

JUDY AND MARYアルバムレビュー。

楽曲ごとの感想はこちら
JUDY AND MARY シングル&名曲レビュー 1993-2001
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『J・A・M』
(1994年1月21日 最高23位 売上18.9万枚 登場36週)

【JUDY IS A TANK GIRL/LOVE ME DO/SLAP DASH!/POWER OF LOVE/BLUE TEARS/BABY"Q"/彼女の大切なもの/LOLITA A-GO-GO/MAKE UP ONE'S MIND/DAYDREAM/あいたくて/GLAMOUR PUNKS】

1stアルバム『J・A・M』。シングル「POWER OF LOVE」(95位 0.3万枚)「BLUE TEARS」(圏外)収録。4月に「DAYDREAM」(58位 1.3万枚)がリカットされた。

初期らしく、ロリータパンクの要素がふんだんに詰まった1作。ほぼ作曲:恩田快人で占められており、かなり恩田の意向が反映されたアルバムのようだ。TAKUYAのギターも後に見られるようなアバンギャルド性は影をひそめており、あくまでストレートなプレイを貫いている。まぁ、そこまで強いメロディーの曲も無いんだけど全体的な印象は悪くない。ジュディマリというよりは、ロリータパンクバンドを聴くつもりで手に取ったほうが良いかも。2nd以降とは雰囲気が異なる。「LOVE ME DO」はバンド史上唯一となるYUKI作曲のナンバーだけどあんま他の曲と変わらない。

満足度★★★☆☆



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『ORANGE SUNSHINE』
(1994年12月1日 最高5位 初動11.7万枚 売上68.1万枚 登場65週)

【POP STAR/どうしよう/Hello! Orange Sunshine/RADIO/Cheese"PIZZA"/小さな頃から/HYPER 90'S CHOCOLATE BOYFRIEND/キケンな二人(Let's Go! "DAIBUTSU" MIX)/クリスマス/自転車/ダイナマイト】

2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』。シングル「Hello! Orange Sunshine/RADIO」(22位 9.9万枚)「Cheese"PIZZA"/クリスマス」(15位 7.7万枚)収録。翌年1月に「小さな頃から/自転車」(37位 3.9万枚)が両A面でリカットされた。初のTOP10入りを果たしたブレイク作。

パンク一色だった前作から一転、ポップなナンバーが並ぶカラフルな印象のアルバム。初めてTAKUYAの楽曲が収録されたこともあってか一気に音楽性の幅が広がった印象がある。ベスト盤で回収可能なシングルが多めとはいえ、このアルバムも手に取って損は無い。解散時のインタビューでメンバー自らも「傑作」と言っていたしバンドとしてもかなりの手ごたえを感じた作品みたいだ。なによりジャケット・ブックレットのYUKIが可愛すぎるのでそれだけでもチェックの価値あり。

満足度★★★★☆



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『MIRACLE DIVING』
(1995年12月4日 最高2位 初動35.3万枚 売上93.9万枚 登場35週)

【Miracle Night Diving/Over Drive/KYOTO/Little Miss Highway/あなたは生きている/ドキドキ/ステレオ全開/Oh! Can Not Angel/プラチナ/アネモネの恋/帰れない2人】

3rdアルバム『MIRACLE DIVING』。シングル「Over Drive」(4位 67.0万枚)「ドキドキ」(8位 25.6万枚)収録。「Over Drive」がシングル初のTOP10入りを果たし、続く「ドキドキ」もスマッシュヒットしバンドが勢いに乗っている中でリリースされた。初動で35万枚を売り上げたが、MY LITTLE LOVERの『evergreen』が初動102.5万枚を叩き出したので最高順位は2位。9曲目「プラチナ」では甲本ヒロトと真島昌利がコーラスとして参加している。

「Over Drive」でブレイクを果たし、その勢いのまま生まれたような上昇気流を感じる快作。どの曲もキャッチーで勢いに溢れていて聴き心地バツグン。TAKUYA曲と恩田曲どちらもバランス良く配置されているが注目すべきなのは3曲目の「KYOTO」。これまで作詞はYUKI名義かTack&Yukkyという共作名義だったのがこの「KYOTO」では明確に作詞・作曲:TAKUYAという初の単独クレジットなっている。バンド内でTAKUYAの存在感がかなり増してきていたという事だろうか。今作から五十嵐も作曲に加わるようになり「Little Miss Highway」や「Oh! Can Not Angel」といった佳作を生み出している。どちらもなかなかの名曲だし、もっと作曲していっても良かったのでは?そしてジャケットのYUKIは相変わらず可愛すぎる

満足度★★★★★



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『THE POWER SOURCE』
(1997年3月26日 最高1位 初動80.9万枚 売上216.2万枚 登場49週)

【BIRTHDAY SONG/ラブリーベイベー/そばかす/KISSの温度/Happy?/Pinky loves him/くじら12号/クラシック/風に吹かれて/The Great Escape】

4thアルバム『THE POWER SOURCE』。シングル「そばかす」(1位 105.8万枚)「クラシック」(3位 63.2万枚)「くじら12号」(5位 44.7万枚)収録。5月に「ラブリーベイベー」(12位 9.3万枚)がリカットされた。「そばかす」が自身初のミリオンとなり、続くシングルも大ヒットを飛ばしていた中でのリリース。初動80万枚を叩き出し、SMAPのベスト盤『WOOL』に2倍の差をつけ自身初のアルバム1位を獲得。累計でダブルミリオンを突破するメガヒットとなり、自信最大のセールスとなった。

ついにTAKUYAイズムが本格開花。1曲目「BIRTHDAY SONG」から、一見間違ってるんじゃないか?と思う程に縦横無尽に暴れまくるギターサウンドが炸裂しまさに圧巻の一言。しかもそんな自由奔放なプレイが爆発しつつも楽曲は最高にキャッチーでポップというのがまた凄い。怒涛の勢いで展開する10曲はまさに絶頂期という感じで抜群に耳に残る。シングル曲たちがあまりに強烈な個性を放っているがアルバム曲もレベルが高い。最初に聴いた時はシングル曲以外あまり印象に残らなかったのだが改めて聴き返したら全曲良かった。特に恩田作曲の「風に吹かれて」はそのピュアさが胸に染みる名曲。

満足度★★★★★



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『POP LIFE』
(1998年6月24日 最高2位 初動67.9万枚 売上115.0万枚 登場19週)

【ドュビドュバディスコ フューチャリング ウィズ サー・サイコ・セクシー/ミュージック ファイター/イロトリドリ ノ セカイ/散歩道/BATHROOM/ランチ イン サバンナ/ジーザス!ジーザス!/ステキなうた/ナチュラル ビュウティ '98/手紙をかくよ/グッバイ/LOVER SOUL】

5thアルバム『POP LIFE』。シングル「LOVER SOUL」(5位 50.4万枚)「散歩道」(3位 47.9万枚)「ミュージック ファイター」(4位 14.8万枚)収録。9月に「イロトリドリ ノ セカイ」(11位 7.6万枚)、11月に「手紙をかくよ」(22位 2.2万枚)がリカットされた。初動67.9万枚を叩き出したが、サザンオールスターズの『海のYeah!!』が初動100.4万枚を記録したため最高順位は2位。しかし累計では2作連続でのミリオンセラーとなった。

遂にバンドの主導権をTAKUYAが握ったようで、なんと11曲中9曲がTAKUYA曲。恩田曲はわずか1曲のみとなってしまった。バンド内の力関係やバランスは明らかに崩れ始めていたようだが、そんな中生み出された今作は前作を更に飛び越えた名盤。どれもぶっ飛んだバンドサウンドの上に極上のメロディーが乗る名曲ばかり。中でも「ミュージック ファイター」は超絶なTAKUYAイズムの一つの到達点ともいえる大名曲である。久しぶりに聴いたら「ミュージック ファイター」から「イロトリドリ ノ セカイ」に切り替わる部分で何故か涙が出そうになった。あの箇所には何だか神秘的な空気がある。あと「グッバイ」ラストのYUKIの〈ばいばい♪〉が可愛すぎ。この〈ばいばい♪〉を聴くためだけにこのアルバムを買っても損は無い。最も好きなオリジナルアルバムは今作。

満足度★★★★★



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『FRESH』
(2000年3月23日 最高1位 初動76.7万枚 売上177.6万枚 登場33週)

【POWER OF LOVE/BLUE TEARS/DAYDREAM/Hello! Orange Sunshine/RADIO/小さな頃から/自転車/Over Drive/KYOTO/ドキドキ/そばかす/クラシック/くじら12号/散歩道/ミュージック ファイター/LOVER SOUL/Brand New Wave Upper Ground】

初のベストアルバムであり、解散前に出された唯一のベスト盤。2000年の活動再開に合わせてリリースされた。デビューからシングル中心に纏めているが抜けているシングルもちらほらある。当時の最新シングルだった「Brand New Wave Upper Ground」(4位 15.8万枚)がアルバム初収録。2006年には今作以降の楽曲が追加され2枚組仕様となった完全盤『COMPLETE BEST ALBUM「FRESH」』がリリースされている。

完全盤『COMPLETE BEST ALBUM「FRESH」』の存在があるので、現在ではかなり微妙な立ち位置のアルバム。しかし個人的にジュディマリにハマる入り口となったのが今作だったので思い入れは深い。2枚組では無く1枚でバンドの歴史をそこそこ追えるベストはコレだけなのでそういった点ではまだ価値が残ってる…のかな。基本的には手に取る意味の無い作品だけど、現在は中古屋で安く売ってると思うので「ちょっとジュディマリ聴いてみようかな」という方は買ってもいいかもしれない。

満足度★★★★☆(曲は文句ナシに素晴らしいけどアルバムとしての存在意義は薄い)

  06年完全盤

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『WARP』
(2001年2月7日 最高1位 初動50.2万枚 売上88.7万枚 登場11週)

【Rainbow Devils Land/WARP/Brand New Wave Upper Ground/カメレオンルミィ/PEACE/LOLLIPOP/あたしをみつけて/motto/ラッキープール/Sugar cane train/ガールフレンド/ひとつだけ -ver.WARP-】

6thアルバム『WARP』。シングル「ひとつだけ -ver.WARP-」(9位 11.1万枚)「motto」(8位 13.8万枚)「ラッキープール」(3位 18.3万枚)収録。3月に「PEACE」が「PEACE -strings version-」(8位 7.3万枚)としてシングルカットされた。また前年のベスト盤『FRESH』に一足先に収録されていた「Brand New Wave Upper Ground」は今作にも収録された。活動休止を経て、このアルバム発表と同時にバンド解散を発表。オリジナルとしては今作がラストアルバムとなった。

ついに恩田曲は姿を消し、五十嵐曲が1曲あるのみで他は作曲ばかりか編曲まで全てが全てTAKUYA単独クレジット。これほどバンド内のバランスが傾いていたとは驚きだ。シングル曲はどれも素晴らしくキャッチーなものばかりだがアルバム曲では実験に走っており、1曲目「Rainbow Devils Land」は打ち込み主体の不可思議なサウンドが広がるナンバーだし、「カメレオンルミィ」もあえて少し外したようなYUKIの歌い方が目立ち今までとは異なる雰囲気が漂う。そんな中11曲目「ガールフレンド」なんかは初期らしいストレートな曲で安心。アルバムとしては前作や前々作にあった怒涛の勢いは感じなかったけど、全体的にはやはり聴きごたえ抜群。最後の「ひとつだけ」までたどり着くと何だか込み上げてくるものがある。楽曲はとびきり明るいのに、同時に湧きおこる凄く切ないこの気持ちは一体…。本当、替えのきかない唯一無二のバンドだったな。

満足度★★★★☆



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『The Great Escape -COMPLETE BEST-』
(2001年5月23日 最高1位 初動37.5万枚 売上78.0万枚 登場27週)

Disc-1
【Over Drive/ラッキープール/クラシック/motto/くじら12号/KYOTO/夕暮れ/RADIO/Hello! Orange Sunshine/手紙をかくよ/イロトリドリ ノ セカイ/Cheese"PIZZA"/ラブリーベイベー/おめでとう/ステレオ全開】

Disc-2
【そばかす/小さな頃から/散歩道/LOVER SOUL/BLUE TEARS/シーザス!ジーザス!/クリスマス/ドキドキ/BATHROOM/風に吹かれて/DAYDREAM/あたしをみつけて/自転車/Brand New Wave Upper Ground/エゴイスト…?】


ベストアルバム『The Great Escape-COMPLETE BEST-』。2001年3月8日の東京ドームライブで解散した後に発売された。ファン投票によって選ばれた上位30曲を収録。Disc-1には奇数順位の、Disc-2には偶数順位の曲が上位から順に入っている。1位は獲得したものの、前年に『FRESH』を大ヒットさせていたためかミリオンには至らなかった。

代表的なヒットシングルだけでなく、アルバムやカップリングの人気曲も一気に押さえられるという点が魅力。特にアルバム収録自体が初となる「夕暮れ」「おめでとう」「エゴイスト…?」のカップリング3曲はどれも聴いておくべき名曲だ。「ミュージック ファイター」や「ひとつだけ」が未収録なのは残念だが、個人的にはジュディマリのベスト盤で一番オススメなのは今作。『FRESH』が無ければミリオンいっていたと思う。

満足度★★★★★






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kazeno_yukue at 18:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0)