2017年10月16日

Mr.Children シングル&名曲レビュー その4 ~2006-2010~

ミリオンセラーが当たり前では無くなった2000年代後半において、オリジナルアルバムでミリオンを記録し続けていたミスチルは依然文句なしにJ-POP界のトップとして走り続けた。同時にプロデューサー・小林武史(通称コバタケ)のオーバープロデュース(ピアノやストリングスが過剰になり本来のバンドの音を侵食しているというクレーム)がファンから指摘され始めたのもこの時期。往年のファンからするとコバタケがまるで第5のメンバーかの如くライブやアレンジに介入してくるのは疑問だったのだろう。僕としてはこの頃まではまだそこまでの危機感を覚えてはいなかったのだが…。

↓過去のレビューはこちらです。
Mr.Children シングル&名曲レビュー その1 ~1992-1995~

Mr.Children シングル&名曲レビュー その2 ~1996-2000~

Mr.Children シングル&名曲レビュー その3 ~2001-2005~




28thシングル「箒星」
2006年7月5日 初登場1位 初動25.4万枚 売上42.0万枚 登場34週
トヨタ自動車CMソング。ドームツアー開催、更に桜井とGAKU-MCのコラボシングル「手を出すな!」のリリース等はあったが、シングルは約1年ぶりという事で当時かなり久々の活動という感覚があった。発売前には某ファンサイトにて「ミリオン行けるぞ!」とか騒がれていたが僕は「いやさすがにミリオンは無理っしょ…」と割と冷静な心持ちでいた。予想通りミリオンどころか前作の半分以下という売上に留まったが、この06年時点でそこまで派手なタイアップでも無くシングルで40万超えというのは地味に凄かったのではないかと思う。初期を思わせるようなストレートな爽やかポップ。28枚目にしてこういうフレッシュな曲が出てくるとは新鮮で当時はかなりリピートして聴きまくっていた。〈目を瞑っても消えない光 君の心に見つけた〉というフレーズがお気に入り。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

C/W「ほころび」
ap bank fesで演奏したいという一心で作られた曲。確かにつま恋の青空の下で聴いたらたまらないだろう。胸にキュンとくる切ないメロディーが光るC/Wならではの隠れた名曲。当時、一足先にこのシングルを買った盟友Shall君から「C/Wすげぇ良い曲じゃん!!」と興奮気味のメールが来たのを記憶している(その時僕は高校でお昼を食べていた)。
満足度★★★★☆
14thアルバム(C/W集)『B-SIDE

C/W「my sweet heart」
少女に向けて歌われている。考え方によってはややアブない曲。セッションによって作られたというこじゃれた演奏、囁き声のボーカルが特徴的だが地味だなぁ…。
満足度★★☆☆☆
14thアルバム(C/W集)『B-SIDE

 

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29thシングル「しるし」
2006年11月15日 初登場1位 初動35.0万枚 売上74.0万枚 登場28週
日本テレビ系ドラマ『14才の母』主題歌。ドラマのヒットや年末の歌番組出演ラッシュもあってか70万枚超えの大ヒット。現状最後の大ヒットシングルと言える。「くるみ」や「Sign」よりも更に重量感のある壮大バラード。タイアップだったドラマも毎週観ていたのだが第1話の頭でこの曲を聴いた瞬間「これは名曲だ!!」と鳥肌が立ったのを今でも覚えている。男女の物語のようでもあり、個人的には親と子の歌にも聞こえるのだがそれはやっぱりドラマの影響だろうか。〈半信半疑=傷つかない為の予防線〉は名フレーズだと思う。この曲を聴くと2006年(当時高校2年)の秋~冬の情景が浮かんできて無性に懐かしい気持ちになる。当時こそ大名曲だ!!と思っていたが現在では若干こってり過ぎというか、盛り過ぎな感じがして聴く事はあまり無い。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

C/W「ひびき」
自転車に乗っている時に浮かんだという初期っぽいポップナンバー。当初はA面のインパクトに隠れていたがしばらくしてからこちらも良い曲だなと思い始めた。『B-SIDE』リリース時にはPVが制作されリード曲扱いとなった。
満足度★★★★☆
14thアルバム(C/W集)『B-SIDE

C/W「くるみ-for the Film-幸福な食卓-」
松竹系映画『幸福な食卓』主題歌であり25thシングルのリメイク。オリジナルでは時代や映画に合わないとの思いから作られたらしい。原曲よりも半音下がったキーで優しく歌われるが、あまり聴く回数は多くない。
満足度★★★☆☆
14thアルバム(C/W集)『B-SIDE



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30thシングル「フェイク」
2007年1月24日 初登場1位 初動28.1万枚 売上32.1万枚 登場7週
映画『どろろ』主題歌として40万枚限定生産という形でリリース。2006年のthe pilowsとの対バンツアーで既に披露されており、某ファンサイトではしばらく仮タイトル「フェイク」として語られていたが正式タイトルもそのまま「フェイク」となった。「ニシエヒガシエ」辺りを思わせるようなデジタルチックでダークな曲。攻撃的な雰囲気に隠れがちだがメロディー自体は割と綺麗であり、ピアノのインストバージョンとかを制作したら結構サマになるのではなかろうか。しかし40万枚限定生産で売上32万枚という事だが、売れ残った8万枚は何処へ…?(まぁO社の売上というのもあくまで推定の数字だからね…)。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉



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「Wake me up!」
「叫び 祈り」というインストゥルメンタル兼桜井の叫びを経ての実質オープニングナンバー。朝の始まりを感じさせる躍動感溢れるポップスだがメロディーはそこまで突き抜けたものでは無いので何だかモヤモヤする。アルバム発売前は「PADDLE」や「Worlds end」に並ぶシングル級の曲が来るかと期待したんだけどそこまででは無かった。
満足度★★★☆☆
13thアルバム『HOME

「彩り」
何てことない単純作業が巡り巡って誰かの笑顔を作っているのだという、まさに働く人々への応援歌でありアルバムの核となる一曲。プロモーション楽曲として各歌番組でも歌われていたが、発売前に出演した『Music Lovers』で披露されていたのはCDとは異なり1番がピアノ主体のしっとりしたアレンジになっており徐々にバンドが入ってゆくという構成で非常に染みた。なのでいざCDで聴いた時には若干単調だなと感じてしまった。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

「Another Story」
発売前にタイトルを見た時にはスピーディーでロックな曲なのかなと予想していたが実際にはミディアムナンバーであった。アルバム発売当時、僕の周囲ではこの曲が一番人気で絶賛の嵐だったが確かに良い曲。前作『I❤U』収録の「靴ひも」の歌詞に登場するバスとは異なるバスが出てくるという何ともよく分からん理由でこのタイトルになったらしい。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME

「やわらかい風」
タイトル通り優しく風がそよぐようなミディアムナンバーだが、ラストではバンドの演奏が止んでピアノのターン、ターン、ターン…という音が数秒間無機質に響き渡り、そのまま「フェイク」に繋がるという若干怖い仕様になっている。何となく『深海』の「ゆりかごのある丘から」から「虜」に切り替わる部分を思い出すスリリングな展開だ。この曲自体はカジュアルな感じでメロディーも良く、当時からアルバムで一番好きな曲。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME

「SUNRISE」
テンポはミディアムなんだけど割かし尖った印象もあるのはやはり引きこもりを題材にしているんじゃないかと解釈されているこの歌詞の影響だろうか。そう思って聴くと〈公園の方から笑い声 最後に笑った日 思い出そうとしてやめて…〉等、一つ一つのフレーズが刺さって来る。大学卒業後、一旦就職した会社を辞めて一か月半ほどニートだった期間にはこの曲が頭を駆け巡っていた(しかし聴く余裕は無かった)。
満足度★★★★☆
13thアルバム『HOME



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31stシングル「旅立ちの唄」
2007年10月31日 初登場1位 初動23.8万枚 売上39.5万枚 登場22週
映画『恋空』主題歌、NTT東日本CMソング。「くるみ」や「Sign」の延長にあるようなバラードだがサビのメロディーはやや癖があり、最初に聴いた時はあまりピンと来なかったが時が経つにつれて好きになってきた。当時の僕は高校3年生であり、受験とか将来とか色々な岐路に立っていたがそんな僕を知らぬ間に癒してくれていた存在がこの曲だったのかもしれない。更に高校の卒業式の退場の時に吹奏楽部がこの曲を演奏してくれた等の思い出もあり、現在でもこの曲を聴くと高校3年の冬~秋にかけての雰囲気が蘇りセンチな気分になる。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

C/W「羊、吠える」
鬱屈とした如何にもカップリングという感じの曲だが意外にもアルバムに収録された。〈誰かが開けた扉 閉まらぬそのうちに通り抜ける こんな いやらしい習性に頭を掻きながら〉というフレーズが印象的。
満足度★★★☆☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY

C/W「いつでも微笑みを from HOME TOUR 2007.06.15 NAGOYA」
10thアルバム『IT'S A WONDERFUL WORLD』収録曲「いつでも微笑みを」のライブ音源。新たなアレンジが施されていたりはするがわざわざ収録する意図はよく分からない。
満足度★★☆☆☆
アルバム未収録



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32ndシングル「GIFT」
2008年7月30日 初登場1位 初動19.4万枚 売上34.0万枚 登場26週
NHK北京オリンピックテーマソング。闘った選手達を優しく称えるような壮大な曲。ストリングスも派手に盛り込まれていてまさにオリンピックっぽい壮大も壮大な仕上がりになっているが不思議と飽きず、未だによく聴く。個人的にサザンオールスターズの「I AM YOUR SINGER」と並んで2008年の夏を代表する一曲である。この年は念願だったap bank fesを見に行ったり、流行りからちょっと遅れて始めたmixiで同じJ-POP好きの方々と交流したりと浪人中とは思えない充実さで本当に楽しい日々であった(勉強しろよ)。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

C/W「横断歩道を渡る人たち」
吉田拓郎イズムを感じる軽快な一曲。マニアックな空気もあるが、後半に行くにつれてグングン盛り上がっていく構成はツボで当時はかなりリピートした。やはり2008年のあの夏の空気を思い出す一曲だ。
満足度★★★★☆
アルバム未収録

C/W「風と星とメビウスの輪(Single Version)」
後にアルバムにアレンジ違いで収録される事となる曲であり、一足先に「Single Version」の表記が付いていた為「近いうちにアルバムが出るんだ!」とファンは歓喜した。アルバムでは宇宙的なアレンジで派手に盛りまくられているがこちらはピアノとボーカルのみの非常にシンプルなアレンジ。メロディーの良さが引き立っていてこのシングルバージョンの方が好みだ。幸せの連鎖を感じさせる歌詞も良い。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY』(アレンジ変更)



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33rdシングル「HANABI」
2008年9月3日 初登場1位 初動26.0万枚 売上48.6万枚 登場39週
フジテレビ系『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』主題歌。この年の夏に初参加したap bank fesで生で聴いた時から印象的だったが、CD化してから改めて聴いて大爆発。まさに花火のように儚いメロディーラインがツボ。特にラストサビで一瞬バンド演奏が止み、桜井のボーカルのみになるあの瞬間がたまらない。キャリア16年にしてまだまだこんな蒼い世界観を打ち出せるというのは凄まじい。大名曲である。2008年の秋には何十回、何百回とこの曲を聴き倒したものだ。そのキーの高さ故かライブではほぼ半音下げが慣行されている。最高音自体はそこまで高くないと思うんだけどその代わり常時高めのキーを出さねばならないという地味に辛い仕組みなのでカラオケで沈没してゆく友人の姿を何度も見てきた。
満足度★★★★★
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

C/W「タダダキアッテ」
11thアルバム『シフクノオト』に収録されていた「タガタメ」の原曲バージョン。「タガタメ」の重たいイメージとは打って変わってカントリー調の明るい陽気なナンバー。よくこの曲があんな壮大に生まれ変わったものだ。歌詞も1番と2番のサビが入れ替わっている。能天気過ぎてどうも好きでは無い。
満足度★★★☆☆
アルバム未収録

C/W「夏が終わる~夏の日のオマージュ~」
大好きな夏が終わってしまう寂しさを歌う発売時期にピッタリな曲。ジメっとした如何にもカップリングらしい曲だが、僕自身四季の中で「夏」が一番好きだという事もありこの歌詞の隅から隅まで大共感(造語)。「HANABI」と共に08年の秋には聴きまくった。「冬が好きで夏は嫌い」という人はこの曲をどう思うのだろうか。
満足度★★★☆☆
アルバム未収録



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1st配信限定シングル「花の匂い」
2008年11月1日
自身初の配信限定シングル。映画『私は貝になりたい』主題歌。戦争をテーマにした映画のタイアップという事で重たいバラード。初聴きではピンと来なかったが、後にアルバム収録された際にしっかり聴いたらその名曲ぶりに気付かされた。テーマも演奏も重いんだけどどこか儚さもあり美しい。長ーいアウトロも、歌の余韻に浸る時間として非常に効果的である。09年初頭に見に行ったライブ『Tour 2009 終末のコンフィデンスソングス』で生で聴けたのが感動だった。高校時代のミスチル好き仲間達がサプライズでチケットを用意してくれて仙台まで遠征したのは本当に良い思い出(あれっ、浪人中だったよね…?)。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

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「終末のコンフィデンスソング」
アルバムの一曲目を飾り、それに伴ったライブツアーのタイトルの元にもなりそのライブでも一曲目だった。明るくグングン突き進んでゆく曲で消費される事を肯定的に捉えたこのアルバムに相応しいポップナンバーだがサビの展開は一癖あり、「エソラ」と比べるとそこまでの突き抜けた感じは無い。それでもこの曲を聴くと、アルバムを買って最初に聴いた時の情景が浮かんできて今でも懐かしい気持ちになる。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY

「エソラ」
アルバムのリード曲であり各歌番組のプロモーションではこの曲が披露されていた。ラジオで流れた「君の瞳に恋してる」に感銘を受け制作された非常にキラキラしていてポップな曲。素晴らしい音楽に出逢った時のドキドキ感やワクワク感がそのまま曲になったような感じ。消費される事をポジティブに捉えたこのアルバムをまさに象徴する名曲である。
満足度★★★★★
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

「少年」
NHKドラマ『バッテリー』主題歌として2008年の春には発表されていた。キラキラした曲が目立つ中で割とギターサウンドが目立つ硬派な一曲。サビになってもあまりキャッチーさは無いがざっくりした力強いメロディーは癖になる。真夏の蒸し暑い中で聴くのが良いかも。
満足度★★★☆☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY

「水上バス」
その名の通り水上バスをモチーフとしたミディアム・バラード。水上バスの中から、外にいる僕に向かって手を振っていた君はもう居ないというノスタルジックな懐かしさと切なさが入り混じる良曲。桜井は横浜赤レンガ倉庫を通る水上バスをイメージしたと言うが、僕としては豊洲のららぽーとから出る水上バスをイメージして聴いている(確か浅草と繋がっているんだよね)。ライブでは〈夕日が窓際の僕らに注ぎ〉の部分で照明がオレンジ色に変わるという粋な演出がなされた。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY

「東京」
夢を叶えるのはほんの一握りだけどそれでも頑張ってみようという前向きな応援歌。世にある「東京」という楽曲は割と東京を否定的な意味で捉えたものが多かったがこの曲は好意的に捉えている。これもやはり抜群にキャッチーなメロディーとポップさが最高。リリース当時の初聴きで一番に気に入ったのはこの曲だったし今でも好きな一曲。
満足度★★★★☆
15thアルバム『SUPERMARKET FANTASY



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2nd配信限定シングル「fanfare」
2009年12月2日
「花の匂い」に続く配信限定シングル。約1年後にアルバム収録された。映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』主題歌。アニメタイアップという事を意識したのか、これまでのシングルでも一番なんじゃないかと思う程アップテンポでダイナミックな曲。とにかく怒涛の勢いで終始高音で叫びまくる。当時僕の周りのミスチルファンからは好評だったし、特にミスチルファンでも無い友人もタイアップの映画を観て「ミスチルの曲が超良かった」と言っていたが個人的に当時はそこまでハマらなかった。同時期に発表されていた「365日」の方が王道ですんなり入ってきていたし、あまりにもミスチルのイメージとかけ離れ過ぎているように感じたからだろう。当初は絶対好きになれない曲だと思っていたが、現在ではこの異色さ、アッパーさが貴重だなと感じ好きな一曲である。ここまで初聴きから印象が上がった曲も珍しい。ただキーが高すぎるためカラオケでは喉が万全の状態でないと挑戦できない(桜井本人もライブの際はキー下げを慣行しているし)。
満足度★★★★☆
16thアルバム『SENSE
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

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「I」
発売直前までタイトルや収録曲等が一切明かされず、プロモーション活動も皆無という異色尽くしだったアルバムのオープニングを飾る曲。鬱屈した心情を吐露するかなりダークなロックナンバー。ここ数作のアルバムとは全く色が異なる曲が登場したので初めて聴いた時には度肝を抜かれあまり好きでは無かったが、ライブで実際に聴いたらその迫力とカッコ良さに痺れ現在では好き。
満足度★★★★☆
16thアルバム『SENSE

「擬態」
アルバムのリード曲であり、発売日直前にラジオ限定でオンエアされていた。アップテンポだが歌詞もメロディーもかなり切なさを醸し出すナンバー。聴いているとキラキラ光る海面の風景が浮かんでくる。〈富を得た者はそうでない者より 満たされてるって思ってるの!?〉というフレーズはまさに成功を手にし富を得た現在のMr.Childrenだからこそ歌える歌詞であり非常にリアリティがある。成功者の視点での歌ってそうそう無いし伝え方もデリケートにならざるを得ないので初めて聴いた時は感銘を受けた(同年のBank BandでカバーしたRADWIMPSに影響を受けたかのようにラップ調である)。明るくも哀しく、ミスチルらしさも詰まった衝撃の名曲であると思う。元々はSalyuに提供する予定の曲だったらしいが、確かに彼女らしい幻想的な空気も持ち合わせたメロディーである。
満足度★★★★★
16thアルバム『SENSE
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

「HOWL」
「I」「擬態」と、悩みもがく曲が続いてきて「今回は暗いアルバムなのかな?」と思わせた所で登場するとびきり弾けたハイテンションナンバー。どこか80年代ご機嫌ロック(イメージ)っぽい良い意味での軽さがある。初聴き当時は「擬態」や「365日」等の強い曲に埋もれていたが、数年経ってこの軽快さが癖になってきた。当時ファンサイトでは「ピアノが邪魔」とか散々言われていたが、小林武史のオーバープロデュースに関してはこの時点で僕はそこまで危機を感じてはいなかった。確かに結構ピアノ主張してるな~って感じはしたけど、あっても別に良いかなと。
満足度★★★★☆
16thアルバム『SENSE

「365日」
NTT東日本・NTT西日本CMソングとして2009年の年末あたりからオンエアされており、当時テレビでサビを聴いた時は「この曲がCD化されるまで絶対に死にたくない!」と強く思ったものだが結局それから発売まで1年焦らされる事となった(まぁこの時点で新作を1年2年待つのは当たり前みたいな空気になっていたし…)。ミスチルお得意の必殺王道バラードでもはや説明不要という感じの一曲。初聴きにインパクトがあった分、一時期は飽きてしまっていたが2017年に25周年記念ベスト配信のCMで起用され再びハマった。やはりメロディーが絶品だなと思う。ただこの「365日」というタイトル、同時期にHYが歌った「366日」とソックリだしどちらも大作バラード。若い世代に歩み寄った印象も若干あり、一部ファンからは「ついにミスチルがスイーツ(笑)寄りに…」という声もチラホラ出始めていた。
満足度★★★★☆
16thアルバム『SENSE
4thベスト『Mr.Children 2005-2010〈macro〉

「ロックンロールは生きている」
こちらも発売直前にラジオ限定でオンエアされていた。小林のオーバープロデュースへの批判及び「365日」での「スイーツ(笑)に媚びた」等、ネット上に溢れる意見への一つの答え…というか答えのようなもの(答えと言うなら次回作収録の「イミテーションの木」の方がそうだと思う)。俺達のロック魂は消え去ってはいないぞ!という意思を感じる尖った曲だが、ロックを打ち出した…というよりも「沸々と闘志が湧き上がっているぜ」という破裂寸前の状態を延々聞かされているという感じが…。これからのミスチルに期待を感じさせる曲だが、2年後の次回作があまりにもまったりした作風でロックとは正反対だったので、この曲は本当に期待させるだけさせて何もなかったという印象。現在ではこの曲何だったの?という謎の立ち位置に追いやられてしまった感がある。この曲単体ではまぁカッコイイんだけどね。
満足度★★★☆☆
16thアルバム『SENSE

「Prelude」
「光の射す方へ」や「その向こうへ行こう」等、ミスチルが発表してきたフレーズが登場するあたり総括的な意味合いを感じさせるスピーディーな一曲。2度目の全盛期とも言える2000年代を駆け抜けたミスチルが更に次のステージへ向かう事を高らかに宣言した曲ともとれる。個人的にこのアルバムのクライマックスにして最強の名曲。ベスト盤に収録されるタイプの曲では無いがこれは素晴らしい。抜群の疾走感と蒼い空気感がたまらない。
満足度★★★★★
16thアルバム『SENSE





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