2017年06月22日

Mr.Children シングル&名曲レビュー 2001-2003(※更新中)

Mr.Children シングル&名曲レビューその3。ここでは20thシングル「優しい歌」以降のレビューを載せていきます。

※2017年6月12日~更新中


↓過去のレビューはこちらです
Mr.Children シングル&名曲レビュー 1992-1995
Mr.Children シングル&名曲レビュー 1996-2000



20thシングル「優しい歌」
2001年8月22日 初登場1位 初動25.1万枚 売上47.8万枚 登場15週
アサヒ飲料『WONDA』CMソング。ベスト後一発目という事で新たにリフレッシュした気持ちになったのか非常にストレートなポップスが登場。『深海』から『Q』までの難解で重い雰囲気は消え、ベストを挟んだとはいえここまで分かりやすく変わるか?という位に軽やかな空気を纏っている。一部のファンサイトでは〈魂の歌〉→デビューから大ブレイクするまでのミスチル、〈後悔の歌〉→深海期からベスト直前までのミスチル、〈優しい歌〉→再スタートを切ってゆくこれからのミスチル、という風にMr.Children自身のこれまでの歩み、そしてこれからを歌っているのだという解釈が広まった。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

C/W「花」
96年の11thシングルをリメイク。「死を想え」という副題「Memento-Mori」は外され、どっしりしたスローナンバーへとアレンジされている。原曲とは雰囲気が異なりどこか壮大で優しいイメージになっているが個人的にはやはり原曲の方が好みだ。コーラスにはSalyuとMY LITTLE LOVERのakkoが参加している。ライブ『POPSAIRUS 2001』での演出のためか一部のファンサイトでは「開花Ver.」なんて呼び方もされていた。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:C/W集(14th)『B-SIDE』



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21stシングル「youthful days」
2001年11月7日 初登場1位 初動35.3万枚 売上69.9万枚 登場13週
フジテレビ系ドラマ『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』主題歌。このドラマ内で使用される音楽は全てミスチルの曲で構成されており、時には過去曲である「旅人」がエンディングに流れたりととにかくミスチルファン落涙モノの内容であった(と言っても観ていた当時の僕はミスチルというかJ-POP自体にそこまで関心が無かったのだが…)。00年の「TSUNAMI」「桜坂」の特大ヒットが最後の花火となり01年はCD不況が本格化。ヒットチャート最前線のアーティスト達が軒並み売り上げを急下降させていく中で前作を大幅に上回る70万枚の大ヒットを記録。ここへ来て環境のトップに返り咲くとは…本当に凄い。楽曲の方は青春の匂いを感じさせるスピーディーなナンバー。一発で耳に残るキャッチーさを持ってるんだけど同時に一癖も二癖もある曲調でありこのバランス感覚がたまらない。桜井和寿以外では決して生み出せないであろう名曲。中学や高校の頃「ミスチルの曲でどれが好き?」という話になると一番挙がる率が高かったのはこの曲だったように思う。
満足度★★★★★
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

C/W「Drawing」
まったりバラードだが抑えめな1番、2番からラストサビではバンドを交えて壮大になる。強いメロディーで普通に良い曲。C/Wながらオリジナルアルバムに収録され、更に2年後には日本テレビ系ドラマ『幸福の王子』主題歌に抜擢され、遂にはベスト盤にまで選出されるというかなーり良い扱いを受けている。C/W出身でベスト盤収録にまで上り詰めたのはこの曲のみ。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』



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22ndシングル「君が好き」
2002年1月1日 初登場1位 初動30.6万枚 売上51.3万枚 登場12週
フジテレビ系ドラマ『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』挿入歌。〈君が好き~♪〉というあまりにもストレートなサビは逆にインパクトがあり、当時ミスチルの事はしっかりとは知らなかったがこの曲自体は強く印象に残った。ただインパクトはあるものの気だるさ漂うバラードであり正直ミスチルの全シングルの中では聴いた回数がかなり少ない方に入る。まぁシャッフルとかで偶然耳にするとその最中は「何だかんだ良い曲だなぁ」って思うんだけどね。カラオケでは〈自販機で二つ 缶コーヒーを買って~〉の部分を裏声にすべきか低い地声にすべきか未だ迷う。この年の春(わたくしマー中学校入学)辺りからミスチル、そしてJ-POP全般へと本格的に興味を持ち始めた。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

C/W「さよなら2001年」
同時多発テロを意識して制作されたという暗く無機質な一曲。電子的な空気もあり非常にバンド感が薄い。あまり好きな曲では無いがハマる人はハマるらしく、中高時代に盟友Shall君とカラオケに行くと高確率でコレを歌っていたのを覚えている。元々松任谷由実の「A HAPPY NEW YEAR」をカバーする予定だったが上手くいかなくて結局オリジナルとなったそうだ。
満足度★★☆☆☆
収録アルバム:C/W集(14th)『B-SIDE』



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「蘇生」
「overture」を前奏とした実質アルバム1曲目。『深海』から長らく続いてきたモヤモヤ感が一気に払拭された本当の再スタート曲。リード曲として各音楽番組でも歌われたり、数年経って再びCMソングに抜擢されたりとヘタなシングルよりもシングルらしい知名度とクオリティを持ったパワー溢れる名曲。朝起きる度に新しい自分に生まれ変わるんだという意識が歌われておりこれは聴いているリスナーそれぞれにも重ねられるし、ミスチル自身の境遇(高らかな深海脱出宣言)にも重ねられる。ベスト盤以降のシングルは明らかにニュートラルなステージに立った印象があるが本当にここまで変わるか?という位に気持ちよく王道ポップス路線に回帰している。ベスト盤では「overture」と繋がっているイントロ部分を編集して独立したバージョンになっている。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

「渇いたkiss」
男女の別れが生々しく描かれておりムーディーな曲調とも相まってかなーり大人な雰囲気の曲。アルバムの中では埋もれがちな立ち位置だがこれは隠れた名曲。昇っていくようなサビのメロディーは独特でミスチルにしか生み出せない。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』

「いつでも微笑みを」
年末の雰囲気を持った優しいポップス。発売から5年後に損保ジャパンCMソングに起用されたのでそこそこの知名度はあるかもしれないが、ベスト盤に収録されたのは意外だった。このアルバムは全ての曲で一作品!感が強いのでどの曲が選ばれるのか予想がつかなかったのだが、この曲は小品というイメージだったので…。まぁ十分良い曲なんだけど。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

「It's a wonderful world」
アルバム3曲目の「Dear wonderful world」にサビを追加し、バンドが入ったバージョン。アルバムの大団円という感じでシンプルながら壮大な世界観。〈この醜くも美しい世界で~〉のフレーズで全てが上手くおさめられるので、中学時代の仲間内カラオケでは何故か毎回必ず大トリで歌われた。しかし今思えば、当時13~14才の中学生が揃って何かを悟ったように〈この醜くも美しい世界で~〉と歌っている姿は傍から見たらややシュールだったかもしれない。
満足度★★★★☆
収録アルバム:10th『IT'S A WONDERFUL WORLD』



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23rdシングル「Any」
2002年7月10日 初登場1位 初動25.8万枚 売上50.9万枚 登場22週
NTTドコモCMソング。中学校入学と同時にJ-POP及びチャートへの興味が本格化したため、リアルタイムでミスチルを追い始めたのはこのシングルからとなる。この時期に中古屋で01年のベスト2作も入手し、MステやCDTV等を録画するようになる等ミスチルへの関心がグッと高まっていった。ただ厳密には5月に『IT'S A WONDERFUL WORLD』は購入していたのだがこのシングルは友人が買っていたのでそれを借りた。CMで最初聴いた時は正直あまりピンと来なくて「アルバム曲が使われているのかな?」とさえ思った程だった(購入では無く借りたのもそれが要因)が現在では好きな一曲。特に〈今 僕のいる場所が 望んだものと違っても 悪くはない きっと答えは一つじゃない〉のフレーズは年齢を重ねていく毎に胸に染みてくる。発売直後に桜井が小脳梗塞で入院。予定されていたライブツアーが中止となった。
満足度★★★★☆
収録アルバム:11th『シフクノオト』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

C/W「I'm sorry」
メンバーの知り合い同士の言い争いを思い出して書かれたというかなーり個人的な曲。サビになってもハッキリしないフワフワしたメロディーが続く。そこまで好きな曲というわけでも無いがミスチルの中ではキーが低めなのでカラオケの声出し用として一発目に歌う事はよくある。
満足度★★★☆☆
収録アルバム:C/W集(14th)『B-SIDE』



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24thシングル「HERO」
2002年12月11日 初登場1位 初動31.5万枚 売上55.3万枚 登場32週
NTTドコモCMソング。桜井の小脳梗塞で活動休止状態となっていたが年内に復帰となり今作を発売。中止になったライブツアーも一夜限りという形で開催した。この曲はリリースよりも結構前からCMソングとして流れておりその時から名曲の予感がプンプンしていたのを覚えている。前作は友人から借りたが今作は発売と同時に購入。これ以降のミスチルは特別な販売形式で無い限り全CDを購入している。親から子へ向けたバラードで歌詞に季節感は無いものの聴くと冬の情景が目に浮かんでくる。1番2番のサビでは裏声を多用するがラストのサビでは地声を張り上げて歌われ非常に高まる構成となっていて最高(尚カラオケで真似すると最後のサビだけ沈没するという無様な結果になる)。圧巻の名曲である。初回盤は飛び出す絵本仕様のジャケット。
満足度★★★★★
収録アルバム:11th『シフクノオト』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

C/W「空風の帰り道」
シンプルなミディアムナンバー。〈花や草木にぃっ↑ならい僕はぁっ↑〉と語尾を上げるのが印象的でカラオケでは完全なるモノマネ大会となる。C/Wながらオリジナルアルバムに収録された。
満足度★★★★☆
収録アルバム:11th『シフクノオト』

初回 通常

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25thシングル「掌/くるみ」
2003年11月19日 初登場1位 初動28.7万枚 売上65.2万枚 登場25週
02年末のシングル及び一夜限定ライブをもって完全復帰に思えたが今作までは1年というブランクが空いた。今作のプロモーションで出演したMステでのトークによると桜井の体調は万全だったもののドラム鈴木の「諸事情」によって本格復帰が遅れたという事らしいが…。今作は自身初の両A面シングル。両A面といっても1曲目が実質A面で2曲目はC/W的扱いといったなんちゃって両A面が多い環境の中、今作は2曲共しっかり対等にプロモーションされていて「これがホントの両A面だよなぁ!」と当時謎の感動をおぼえた記憶がある。

「掌」
Mステ通常回、CDTV、HEY!HEY!HEY!ではこちらを披露。シングルでは久々に攻撃的で激しい曲。〈ひとつにならなくていいよ 認め合うことができればさ〉というメッセージ性の強い歌詞は当時は勿論SNS等で何かとすぐに炎上しがちで窮屈な世になってきた2010年代以降になってより染みてくるものがある。過去シングルチャートを振り返るTV番組で04年年間チャートを流す時、「瞳をとじて」「Jupiter」「花」等メロディアスな曲が並ぶ中この曲だけ妙に異彩を放っていて面白い。
満足度★★★★☆
収録アルバム:11th『シフクノオト』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』

「くるみ」
FNS歌謡祭、Mステスーパーライブ2003ではこちらを披露。特にスーパーライブではB'z、浜崎あゆみをおさえ大トリ、更にほぼフルコーラス披露という好待遇だった。NTTドコモCMソング。優しい雰囲気溢れるミディアムナンバーで確かな名曲。タイトルは「これから来る未来」を「くるみ」という人物に擬人化したものだという。この後「Sign」や「しるし」等、パッと見似た系統のバラードが多くなっていくがその原型のようなゼロ年代ミスチル王道バラードの始まりという感じ。後追いで聴くと区別がつかない…とかいう事態になるのだろうか?余談だが当時最後のサビが半音上がっているのか上がっていないのかで友人と言い争いになったがギターをやっていた僕は自信を持って「上がっている」と主張できたのを覚えている(今思えば「ひとつにならなくていいよ それぞれが楽しく聴ければさ」という感じなのだが…)。
満足度★★★★☆
収録アルバム:11th『シフクノオト』、3rdベスト『Mr.Children 2001-2005〈micro〉』





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