2014年10月

2014年10月31日

シングルレビュー ~2014年10月編~

2014年10月発売シングルの感想。


『思い出せない花』フレンチ・キス
(10月1日 最高2位 初動3.8万枚 売上4.5万枚)

「思い出せない花」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:若田部誠)
テレビ東京『SAVEPOINT』主題歌他。前作「ロマンス・プライバシー」から約2年ぶりとなる新曲はなんとフォークソング。70~80年代の歌謡曲のようなムードに溢れた異色作でありこれがなかなか良い。若田部誠って直球アイドルポップを作る作家ってイメージがついてたから意外な一面が見れたという感じがした。
満足度★★★★☆

「あまのじゃく」
(作詞:フレンチ・キス、作曲:Raizo.W、編曲:板垣祐介)
素直になれない切ない気持ちを歌ったミディアムナンバー。サビが若干ELTの「今でも…あなたが好きだから」(2ndアルバム『Time to Destination』収録)に似てる気もするが良い曲。
満足度★★★★☆

「6月29日」
(作詞:フレンチ・キス、作曲:池間史規、編曲:佐々木裕)
こちらも歌謡曲風の一曲。好みの問題かもしれないが表題曲と比べてこっちはそこまでハマらなかった。
満足度★★★☆☆

 Type-A  Type-B  Type-C  Type-D

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『何度目の青空か?』乃木坂46
(10月8日 最高1位 初動47.9万枚 売上61.6万枚)

「何度目の青空か?」
(作詞:秋元康、作曲:川浦正大、編曲:百石元)
秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、衛藤美彩、斉藤ちはる、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、星野みなみ、堀未央奈、松井玲奈、松村沙友理、若月佑美
HTC NIPPON『HTC J butterfly HTL23』CMソング。休業から復帰した生田絵梨花が初センター。清純派と呼ばれる乃木坂の中でもさらに清楚系でまっすぐといった感じの生田の雰囲気がそのまま表れたような楽曲。シリアスで抑えたAメロからサビでガラッと明るく視界が開ける瞬間の切り替わりが堪らない。単なるバラードではなく、全編に渡って高尚な空気が楽曲を包んでいる。テレビでチョロっとサビを聴いた時から名曲の予感がプンプンしていたが、実際にCDで聴いてその予感は確信に。これはとんでもない名曲である。個人的に今年を代表するどころか2010年代の名曲TOP3には食い込んできそうな勢いだ。〈夢中に生きていても 時には見上げてみよう 晴れた空を 今の自分を無駄にするな〉というフレーズは、最近色々あって周りが見えなくなりつつある自分にふと立ち止まる心の余裕を持たせてくれた。疲れ切った全ての現代人の救いとなりうる天使のような曲である。
満足度★★★★★

「遠回りの愛情」
(作詞:秋元康、作曲:Noda Akiko、編曲:野中“まさ”雄一)
井上小百合、桜井玲香、中田花奈、永島聖羅、西野七瀬、能條愛未、大和里菜、若月佑美
48Gのカップリングによくあるバラードナンバーという感じの一曲だけど、何故か他グループよりも名曲に聞こえる。
満足度★★★★☆

「Tender days」
(作詞:秋元康、作曲:SoichiroK・Nozomu.S、編曲:Soulife)
秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理
通常盤収録曲。カントリー調の軽快な一曲。もう戻らない学生時代を懐かしむセンチメンタルな歌詞で結構好き。
満足度★★★☆☆

 Type-A  Type-B  Type-C  通常盤

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『熱情のスペクトラム/涙がきえるなら』いきものがかり
(10月15日 最高10位 初動1.6万枚 売上3.0万枚)

「熱情のスペクトラム」
(作詞・作曲:水野良樹、編曲:近藤隆史・田中ユウスケ)
TBS系アニメ『七つの大罪』オープニングテーマ。シリアスでダークな一曲。でも新境地というわけでも無く、あくまでいきものがかりの範囲内でのダークさといった感じ。この人達のこういう路線はあんまり良さを感じる事が出来ない…。
満足度★★☆☆☆

「涙がきえるなら」
(作詞:吉岡聖恵・山下穂尊、作曲:吉岡聖恵・水野良樹、編曲:亀田誠治)
TBS系『NEWS23』エンディングテーマ。こちらはいきものがかり王道のバラードナンバー。派手さは無く淡々とした曲調だけど染みてくる。
満足度★★★★☆



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『言ったじゃないか/CloveR』関ジャニ∞
(10月15日 最高1位 初動27.1万枚 売上31.2万枚)

「言ったじゃないか」
(作詞:宮藤官九郎、作曲:峯田和伸、編曲:大西省吾・Peach)
TBS系ドラマ『ごめんね青春!』主題歌。銀杏BOYSの峯田和伸作曲という事もあり、青春パンク系のスピーディーなナンバーに仕上がっている。
満足度★★★☆☆

「CloveR」
(作詞・作曲:GAKU、編曲:Peach)
映画『クローバー』主題歌。可愛らしい空気を纏った胸キュンポップス。曲自体も良いがアレンジが若干電子的でそこがまた一つの味になっていてgood。
満足度★★★★☆

「ふたつ手と手」
(作詞・作曲:GAKU、編曲:久米康嵩)
バラード。良い曲だけどあんま印象に残らない。
満足度★★★☆☆

カラオケを挟んで7曲目にシークレットトラックとしてメンバーによるラジオ風のトークが収録されていた。6分程なのですぐ終わる。

 初回盤A  初回盤B  通常盤

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『百花繚乱/疾走れ!ミライ』GLAY
(10月15日 最高6位 初動3.7万枚 売上4.3万枚)

「百花繚乱」
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・SEIJI KAMEDA)
テレビ東京系『ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞ける(秘)料亭~』エンディングテーマ。のっけから〈YAVAI! YAVAI! カナリYAVAI!〉という衝撃の歌詞が炸裂するロックナンバー。全体的には社会風刺的な事を歌ってるんだけどとにかく冒頭のヤバイヤバイが強烈過ぎてそこしか頭に残らない。かつてならカップリングでやっていたようなこういう曲をシングルの1曲目に持ってくるあたりかなり攻めていると評価するべきか、それこそ歌詞の通りヤバイ迷走と危惧するべきか…。個人的に、GLAYというと90年代の輝かしい名曲たちが壁になっていて近年の曲が全く耳に残らないというバンドの代表格なんだけど今回の曲は耳に残らないを通り越していよいよヤバイ領域にまで行ってしまった感がある。カップリングとかアルバムの一曲なら良いんだけどこれをシングルA面にするっていうその感覚がやっぱりヤバイというか…。うーん。確かに耳にはこびり付くんだけどね。前作「BLEEZE」が思いのほか名曲だっただけにこの落差がますますヤバイように感じるし、とにかく何か色々とヤバイ方向へ行っているような気がしてしまう。次のアルバムでこの曲の立ち位置がハッキリするであろうと思うのでまだ判断はできないが…。
満足度★★☆☆☆

「疾走れ!ミライ」
(作詞・作曲:TERU、編曲:GLAY・SEIJI KAMEDA)
テレビ東京系アニメ『ダイヤのA』オープニングテーマ。こちらは爽やかなロックナンバー。「百花繚乱」の衝撃の後に聴いたのでヤバイくらい爽やかに感じる。こういう無難な曲ばかりをA面にしていてもしょうがないという意向で「百花繚乱」を1曲目に持って行ったんだろうけど…。
満足度★★★☆☆

「BLEEZE ~スタジオセッションVer~」
(作詞・作曲:TERU、編曲:GLAY・SEIJI KAMEDA)
ここからの4曲は前作「BLEEZE ~G4・Ⅲ~」収録曲のスタジオセッション音源。原曲よりもキーが下がり、落ち着いたアレンジになっている。やっぱ原曲の方が好きかなぁ…。
満足度★★★☆☆

「外灘 SAPPHIRE ~スタジオセッションVer~」
(作詞・作曲:TAKURO、編曲:GLAY・SEIJI KAMEDA)
妖艶な一曲ですな…。
満足度★☆☆☆☆

「黒く塗れ! ~スタジオセッションVer~」
(作詞・作曲:HISASHI、編曲:GLAY・SEIJI KAMEDA)
HISASHIが最もマニアックな音楽性を持っているというイメージだったがこの曲に関してはさっきのTAKURO曲よりも聴きやすいなと思った。
満足度★★☆☆☆

「YOU ~スタジオセッションVer~」
(作詞・作曲:JIRO、編曲:GLAY & SEIJI KAMEDA)
一見メロディアスなんだけどどこか突き抜けないモヤモヤ感が残る一曲。
満足度★★☆☆☆

7曲目には「13thアルバム『MUSIC LIFE』予告編」として来月発売のニューアルバム『MUSIC LIFE』収録曲(だろうと思われる音源)のメドレーが入っていた。

 DVD付  CDのみ

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『TIKI BUN/シャバ ダバ ドゥ~/見返り美人』モーニング娘。'14
(10月15日 最高2位 初動13.5万枚 売上14.1万枚)

「TIKI BUN」
(作詞・作曲:つんく、編曲:大久保薫)
安定のエレクトロナンバーという以外に語る事が無い。
満足度★★★☆☆

「シャバ ダバ ドゥ~」道重さゆみ
(作詞・作曲:つんく、編曲:田中直)
今作をもってグループを卒業する道重のソロ曲。Perfumeみたいな感じのシャレオツ風なナンバー。特に感想ナシ…。
満足度★★★☆☆

「見返り美人」
(作詞:石原信一、作曲:弦哲也、編曲:鈴木俊介)
つんくはノータッチという自身初のオリジナル演歌。正直期待して無かったのだが意外にもかなり良い曲に感じてしまった。前2曲が個人的にイマイチだったせいか…。あとそこまでゴリゴリの演歌ではなくまだ感覚としてJ-POP的な要素が少し残っている作風だったので聴きやすかったのも原因だろうか。
オススメ度★★★☆☆

というわけで道重さゆみ卒業。これによりいよいよ知ってるメンバーが一人も居なくなる!という人も多いのではないだろうか?先日『MUSIC JAPAN』での最後のパフォーマンスを観たが思ったのは「歌、上手くなったなぁ…」という事。デビューした頃はあまりに音痴だったため叫び担当だったのにねぇ。11年間おつかれさまでした。

 初回A  初回B  初回C  初回D  通常A  通常B




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2014年10月30日

B'z シングル&名曲レビュー その2 ~1999-2012~

B'z シングル&名曲レビュー、続いては1999年以降に行ってみよう。ここら辺の時期からちょっとずつB'zという存在を認識して行く事となる。ちなみにデビューから98年までのレビューはこちらですのでclick。


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2014年10月23日

B'z シングル&名曲レビュー その1 ~1988-1998~

松本孝弘(ギター)、稲葉浩志(ボーカル)の二人からなるユニット・B'z。日本一のセールスを誇る彼らの歴史を振り返ってみよう!ちなみにこの時期のB'zは全て後追いで聴いていて、リアルタイムでの記憶は全く無い。


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2014年10月15日

ICE BOX アルバムレビュー 1994

ICE BOX アルバムレビュー。


『The Very Best Of ICE BOX』
(1994年7月6日 最高5位 初動6.8万枚 売上16.3万枚 登場9週)

【名前/冷たいキス(lemon taste mix)/ICE BOX GIRL/フワフワ/Sun Flower Fields/七夕/Jam Session ♯1 ~みだらにダンス~/ガンジス河へ/Jam Session ♯2 ~ウッキーのヘルメット~/RISE/荒野のダンディー(The Cowboy Song)/天国のクリス/Jam Session ♯3 ~Inter play~/方舟/経験したいお年ごろ(baking powder mix)/Jam Session ♯4 ~Welcome To This Place~/落日】

『The Very Best Of ICE BOX』。森永製菓『ICE BOX』とのコラボレーションとして、女性シンガー・吉岡忍、シンガーソングライター・池田聡、ZOOの「Choo Choo TRAIN」やブラックビスケッツの「Timing」等の作曲で知られる中西圭三、後にSPEEDのプロデュースを手掛ける伊秩弘将の4人によって結成された期間限定ユニットのアルバム。シングル「冷たいキス(lemon taste mix)」(7位 48.9万枚)収録。9月に「落日」(33位 4.5万枚)がリカットされた。最初で最後のアルバムであり、『Very Best~』というタイトルだがこれはジョークで、ベスト盤という事を意味しているわけでは無いようだ。所々入っている「Jam Session」というトラックは短いインスト風味の曲。クレジットは個人名ではなく「ICE BOX」となっており、メンバー4人がほぼ4等分ずつ曲を作ったらしい。トータルプロデュースには秋元康の名前も。

中学時代、音楽番組の過去映像で「落日」を聴いて印象に残っており、さらにブックオフの片隅でいっつもこのアルバムを目にしていたが長い間手には取らなかった。このたび何の気まぐれか「聴いてみるか」と思い買ってみたところ予想外の良さに驚いた。「落日」は文句のつけようが無い名バラードだし、『ICE BOX』のCMソングだったという「冷たいキス」は夏の木漏れ日が見えてくるどキャッチーで爽やかな名曲。その他にもJ-POP王道だったり遊び心満点の曲が連発されるので聴き心地は非常に良い。インストが4曲挟まれているので曲数の割には長さを感じずに聴ける。総じて楽曲のレベルの高さが光る隠れた名盤であると思う。男性陣も歌っているが、基本的には吉岡忍がメインボーカルをとっておりこれがまた伸びやかで魅力的な歌声で好印象だ(ドリカムの吉田美和に近い系統の声だと思う)。メンバーの意志とは関係無くほぼ勝手に契約・結成・進められたプロジェクトだった(そういう経緯に激怒したメンバーも居たとか…)らしいが、作品の完成度はかなりのものなのでもう1枚くらいアルバムを出してほしかった気もする。

満足度★★★★☆






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kazeno_yukue at 17:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ICE BOX