2014年02月

2014年02月28日

シングルレビュー ~2014年2月編~

2014年2月発売シングルの感想。


『little』板野友美
(2月5日 最高3位 初動3.4万枚 売上4.2万枚)

「little」
(作詞:Tomomi Itano、作曲:MUSOH・S1CKONE、編曲:S1CKONE)
ダーク寄りなダンスナンバー。シングルA面では初となる本人作詞。曲自体は結構良いんだけど今回は悩みもがくような歌詞が目をひく。〈この先にある時代の光へ もう進まなきゃ ここで終わりだね〉〈時代がやって来るんだ 強く強く闘って〉というように“時代と闘う”感じが見受けられるがAKB卒業後最初のシングルでいきなりこんな迷い全開の歌詞ではやや心配。ソロとしてやっていく力強い決意表明というよりも、ただただ不安にまみれた悲痛な叫びに聞こえてしまうのだが…。考えすぎだろうか。
満足度★★★☆☆

「BRIGHTER」
(作詞:Tomomi Itano、作曲:HENRIK Nordenback・JOLEEN Belle・HIROMI Rainbow、編曲:HENRIK Nordenback)
ホーユー『ビューティーラボ 濃密補修オイル誕生』CMソング。こちらもダンスナンバー。良いんだけど聴き終わると頭に残ってない。
満足度★★★☆☆

「ふいに(Sample Battlers Remix)」
(作詞:秋元康 作曲:Yasushi Watanabe、編曲:Mine-Chang、リミキサー:Sample Battlers)
2011年に発売された2ndシングルのリミックス。原曲はかなり好きなんだけどこれはちょっとなぁ…。変にバキバキ・ドコドコしてて曲の良さを殺している気がする。一度聴けば充分かなぁ。
満足度★☆☆☆☆

 初回盤A  初回盤B  通常盤

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『fish』back number
(2月5日 最高4位 初動1.8万枚 売上2.1万枚)

「fish」
(作詞・作曲:清水依与吏、編曲:back number・島田昌典)
8ヶ月ぶりのシングルは切ないミディアムナンバー。そんなに何曲も知っているわけでは無いんだけど、何だか凄くいつものback number感が全開。確かに良い曲ではあるが、「日曜日」や「高嶺の花子さん」みたいな、聴いた瞬間に引き込まれる感覚は今回は無かった。
満足度★★★☆☆

「ネタンデルタール人」
(作詞・作曲:清水依与吏、編曲:back number)
タイトル通り、ただひたすら「あいつ」に対して妬みまくる主人公の歌。後半の〈本当はわかっているのさ あいつの方が重ねている やるべき事をひたすら 一枚ずつ 一枚ずつ〉という所も含めて気持ちは非常によくわかる。軽快で中々良い曲。
満足度★★★☆☆

「優柔不断宣言」
(作詞・作曲:清水依与吏、編曲:back number)
ハネたリズムの可愛らしい一曲。いかにもカップリングって感じだけど素朴なバンドサウンドが良い。
満足度★★★☆☆

 初回盤DVD付  通常盤

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『Bittersweet』嵐
(2月12日 最高1位 初動51.2万枚 売上59.1万枚)

「Bittersweet」
(作詞・作曲:100+、編曲:石塚知生)
松本潤主演のフジテレビ系月9ドラマ『失恋ショコラティエ』主題歌。歌詞やメロディーは相変わらずの王道ジャニーズポップである一方、アレンジはどこか電子的でそこが新鮮。過去のシングルと比べるとそこまで突き抜けた名曲というわけではないがやはり一定の良さはある。タイアップであるドラマも好評みたいだし、今年も嵐の無敵状態は続きそうだ。ところで嵐の楽曲クレジットでよく名前を見かける100+とかっていうコードネームの方々は一体誰なのだろうか?昔、KinKi Kidsの「solitude~真実のサヨナラ~」の作詞作曲者K.Dinoが実は堂本光一のペンネームでしたなんて事があったが、まさか同じように実は嵐のメンバーが作曲してました!なんて事は無いよねぇ…。
満足度★★★★☆

「Road to Glory」
(作詞:s-Tnk、作曲:Susumu Kawaguchi、編曲:ha-j)
櫻井翔がキャスターを務める日本テレビ系『ソチ2014』テーマソング。寸分の狂いも無い完璧なスポーツ応援ソング。こんな大型タイアップがついた曲を平気でカップリングに回してしまうあたりかなり強気だなぁと感じる。サビでの盛り上がり・高揚感はかなりのもので個人的に「Bittersweet」よりもお気に入り。
満足度★★★★☆

「Sync」
(作詞:小川貴史、Rap詞:櫻井翔、作曲:U-Key zone、編曲:吉岡たく)
クールで抑えた感じの一曲。あまり印象的では無いが、僅かながらサクラップが登場するのでそこが聴きどころか。
満足度★★★☆☆

「もっと、いまより」
(作詞・作曲:youth case、編曲:BJ Khan)
明るく前向きな一曲。まあ普通。
満足度★★★☆☆

 初回盤DVD付  通常盤

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『前しか向かねえ』AKB48
(2月26日 最高1位 初動109.1万枚 売上115.4万枚)

「前しか向かねえ」
(作詞:秋元康、作曲:古城康行、編曲:板垣祐介)
川栄李奈、高橋みなみ、横山由依、渡辺麻友、大島優子、柏木由紀、小嶋陽菜、島崎遥香、小嶋真子、峯岸みなみ、松井珠理奈、須田亜香里、松井玲奈、山本彩、渡辺美優紀、指原莉乃
アルバイト求人サイト『バイトル』、『AKB48 Team8 全国一斉オーディション』PR告知、GREE『AKB48 ステージファイター』CMソング。毎年この時期のシングルは桜ソングとなるが、今回は大島優子卒業ソングという事でタイトルにも歌詞にも「桜」は出てこない。エレキギターが目立つ青春パンク系の一曲。僕が小~中学生だった10年前くらいに最も流行っていた曲調であり、正直いま聴くとリアルな古さを感じてしまう。まだ「一周して良さを見出せる」域には達していない。大島には申し訳ないがこれが最終シングルってのは可哀想だったとしか…。
満足度★★★☆☆

「昨日よりもっと好き」Smiling Lions
(作詞:秋元康、作曲・編曲:若田部誠)
入山杏奈、加藤玲奈、岡田奈々、西野未姫、大和田南那、木﨑ゆりあ、木本花音、北川綾巴、白間美留、矢倉楓子、薮下柊、渋谷凪咲、宮脇咲良、兒玉遥、田島芽瑠、朝長美桜
今回のカップリングには48Gメンバー全体から選出されたシャッフルユニット4組による楽曲が収録されている。この曲に関してはAKB本体所属のメンバーが5人だけで残りは各支店グループの代表格が選出されているがこれをAKBのシングルに収録する意味って何なんだろうか…?まぁ細かい事は置いておいて楽曲についてだがこれは名曲。このテのストレートなアイドルポップはもう飽和状態かと思っていて正直あまり期待して無かったんだけど不意打ちだった。とにかくこのメロディーとキラキラ感、そして勢いが圧倒的。これは総選挙上位の有名安定メンバーには出せないオーラだと思う。若田部誠というこの作曲家の曲は個人的にツボ。
満足度★★★★★

「君の嘘を知っていた」Beauty Glraffes
(作詞:秋元康、作曲・編曲:佐々木裕)
菊地あやか、佐藤すみれ、阿部マリア、北原里英、倉持明日香、鈴木紫帆里、永尾まりや、藤田奈那、前田亜美、武藤十夢、藤江れいな、前田美月、茂木忍、古畑奈和、上西恵、吉田朱里、松岡菜摘、森保まどか、野澤玲奈、高城亜樹
Type-A収録曲。48Gによくある量産型クール系ダンスナンバーかと思いきやメロディーがかなり良い。サビよりもAメロの方が切なさが醸し出ていて好き。
満足度★★★★☆

「秘密のダイアリー」Baby Elephats
(作詞:秋元康、作曲・編曲:佐々木裕)
大島涼花、小林茉里奈、佐々木優佳里、高橋朱里、田野優花、大森美優、竹内美宥、市川美織、相笠萌、篠崎彩奈、村山彩希、向井地美音、山田みずほ、東李苑、近藤里奈、太田夢莉、穴井千尋、多田愛佳、本村碧唯、秋吉優花、矢吹奈子
Type-B収録曲。ガーリーで可愛らしい雰囲気の一曲。
満足度★★★☆☆

「KONJO」Talking Chimpanzees
(作詞:秋元康、作曲:栗津彰、編曲:野中“まさ”雄一)
岩田華怜、島田晴香、岩佐美咲、梅田彩佳、大家志津香、中村麻里子、山内鈴蘭、大場美奈、岩立沙穂、髙島祐利奈、柴田阿弥、高柳明音、古川愛李、松村香織、小笠原茉由、小谷里歩、山田菜々、中西智代梨、村重杏奈、岡田栞奈、谷真理佳
Type-C収録曲。タイトル通り根性系(?)の一曲。メンバーを見ても、何となく体力系(またはお笑い系)の面子が選ばれているような気が。曲調はカッコイイんだけど不意に炸裂する「ケー!オー!エヌジェイオー!」という掛け声にちょっと笑いが込み上げてきてしまうのもまた事実。
満足度★★☆☆☆

「恋とか…」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:若田部誠)
伊豆田莉奈、松井咲子、森川彩香、内田眞由美、小林香菜、近野莉奈、中田ちさと、宮崎美穂、石田晴香、片山陽加、小嶋菜月、梅田綾乃、岡田彩花、北澤早紀、橋本耀、市川愛美、大川莉央、込山榛香、佐藤きあら、達家真姫宝、土保瑞希、福岡聖菜、湯本亜美、鈴木まりや
劇場盤収録曲。メロディアスなバラードで純粋に良い曲。こうした名曲が不意に飛び出すから、カップリングのチェックというのはやめられない。やはりこの若田部誠という人物、かなり期待できる作家さんのようだ。総じて表題曲よりもカップリングの方が良いという何とも言えないシングルだったな…。
満足度★★★★☆

 初回A  初回B  初回C  通常A  通常B  通常C  劇場盤

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『Life Goes On ~like nonstop music~』槇原敬之
(2月26日 最高31位 売上0.5万枚)

「Life Goes On ~like nonstop music~」
(作詞・作曲:Noriyuki Makihara)
フジテレビ系情報番組『ノンストップ!』テーマソング。キラキラした王道ポップス。近年のマッキー(具体的には復帰以降か?)は自己啓発的な歌詞が多い印象が強く、この曲も「ダメな自分でも受け入れていこうじゃないか」といった感じのテーマ。全盛期と比べると多少説教くさく思える部分もあるものの、メロディーメイカーとしての才能はやはりまだまだ衰えてないなと感じる良曲
満足度★★★★☆

「君への愛の唄」
(作詞・作曲:Noriyuki Makihara)
ミュージカル『愛の唄を歌おう』テーマソング。こちらは往年のマッキーらしいラブソングで、地味ながら良い。
満足度★★★★☆

ジャケットにはタイアップ先の番組で司会を務めるバナナマン設楽統とマッキーが並んで写っているがこの二人似ている。






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2014年02月24日

JUDY AND MARY シングル&名曲レビュー 1993-2001

JUDY AND MARYは僕のJ-POP史の中でもかなり最初期の段階でハマったバンドの一組である。メンバーはYUKI(ボーカル)、TAKUYA(ギター)、恩田快人(ベース)、五十嵐公太(ドラム)。意識してしっかり聴き始めたのは2002年であり、当時既に解散していたため音源は全て後追いで聴いているがいくつかの曲はリアルタイムでの記憶もある。ジュディマリは本当に4人の天才によって生み出された奇跡のバンドだったと思う。そんな彼らの楽曲を、シングル中心に振り返っていこう。ちなみに復活して欲しいバンドランキングでは常に上位に名を連ねるが、決して仲良しこよしのバンドでは無かったし、恐らく再結成は無いだろうと思われる…。

アルバムごとの感想はこちら→
JUDY AND MARY アルバムレビュー 1994-2001
になりますのでクリック!


1stシングル『POWER OF LOVE』
(1993年9月21日 最高95位 売上0.3万枚 登場1週)
作曲:恩田快人
記念すべきデビュー曲。初期らしいパンキッシュなナンバー。どこがサビなのかよく分からない平坦な構成がどうにも受け入れられず当初はあまりピンと来ない曲だった。しかし最近になって改めて聴いてみると、〈窓から流れるHighway アトムの世界に続くの〉〈明日 世界が終わっても〉等、非現実的な歌詞を淡々としたビートに乗せる事で生まれる虚無感がクセになるなと感じてきた。こういう楽曲ってありそうであんまり無い気がする。
オススメ度★★★☆☆



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2ndシングル『BLUE TEARS』
(1993年11月21日 チャート圏外)
作曲:恩田快人
冬をテーマにしたキャッチーなナンバー。チャート入りは逃したものの、解散後のベスト盤『The Great Escape-COMPLETE BEST-』での人気投票で選ばれておりファン人気の高い一曲。パンキッシュなイメージの強い初期ジュディマリの中では異色の曲だったのかもしれないが、後の大ブレイクへの予兆が早くも垣間見える初期の名曲だと思う。フジテレビ系『めちゃ×2イケてるっ!』エンディングテーマであり、2006年には映画『シムソンズ』主題歌にもなった。
オススメ度★★★★☆



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3rdシングル『DAYDREAM』
(1994年4月21日 最高58位 売上1.3万枚 登場3週)
作曲:恩田快人
1stアルバム『J・A・M』からのリカット。テンポはスピーディーだが、恩田が語るようにジリジリと追いつめられる緊迫感のようなものが滲み出ているダークな曲。3分半程であっという間に駆け抜けてしまう。サビは頭に残るけどそこまで好きな曲でも無い。この曲で『ミュージックステーション』に初出演した際に、赤いワンピースにミニスカートで登場したYUKIが印象的だった。この頃まではまだロリータパンク色が強かったように思う。
オススメ度★★★☆☆



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4thシングル『Hello! Orange Sunshine/RADIO』
(1994年8月21日 最高22位 売上9.9万枚 登場9週)

「Hello! Orange Sunshine」
作曲:恩田快人
両A面1曲目。NHK BS 火曜日イメージソングであり、前作までと比べて大きく売上を伸ばした。中学生の頃に『CDTV』の過去ゲストライブ映像で初めて聴き、印象には残ってるけどそこまで好きでも無い曲。個人的に「RADIO」や「Cheese"PIZZA"」と比べると数段落ちるなぁという印象です。
オススメ度★★★☆☆

「RADIO」
作曲:TAKUYA
両A面2曲目。テンポは爽快なんだけど歌メロはノスタルジックでキュンとくる。聴いても、歌っても、演奏しても非常に気持ちの良い曲だ。サビの〈FANTASTIC!!〉〈JUST SWEET!!〉という伸びやかなYUKIの声を聴くと、歌詞の通り電波に乗って夜の街を駆け抜けているような気持ちになる。中学生の頃とかに、夜中にこっそり外で友達と会ったり遊んだりしていた時のワクワク感やスリルが詰まっていると思う。
オススメ度★★★★☆



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5thシングル『Cheese"PIZZA"/クリスマス』
(1994年11月2日 最高15位 初動2.9万枚 売上7.7万枚 登場8週)

「Cheese"PIZZA"」
作曲:TAKUYA
両A面1曲目。ひねくれていないポップな曲調、軽やかなメロディーはキュートで初期の佳作といった印象の曲。歌詞の通り〈抜けるような青空〉が目の前に浮かぶ。ベスト盤『FRESH』には未収録だったので音源を入手したのは結構遅かった。
オススメ度★★★★☆

「クリスマス」
作曲:恩田快人
両A面2曲目。東海銀行クリスマスキャンペーンソング。こちらはストレートなバンドサウンド。『FRESH』に未収録だったので音源を手にしたのは遅かったのだが、『CDTV』の過去ゲストライブ映像で観た事があったので曲自体は古くから知っていた(その時は「隠れた名曲」的な扱いで紹介されていた)。曲調は爽快なのに歌詞が若干切ない。特にラストでバンドが止みギターのアルペジオのみになる〈目が覚めるまでそばにいて…〉の部分がかなり切ない。なんか、朝になって目が覚めたら結局「あなた」は居なくなっているんじゃないだろうか…等と勝手に事後ストーリーを考えては悲しい気持ちになってしまう。この寂しさは何となく浜崎あゆみの「teddy bear」に通じるものがある。
オススメ度★★★★★



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6thシングル『小さな頃から/自転車』
(1995年1月21日 最高37位 売上3.9万枚 登場5週)

「小さな頃から」
作曲:恩田快人
両A面1曲目。2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』からのリカット。フジテレビ系『Rooms』エンディングテーマ、映画『シムソンズ』挿入歌。ノスタルジックで透明感あふれる名曲。クリアなアルペジオが涼しさを感じさせる。〈かわいた風に ゆきづまっても こわくはないわ 1人じゃない…〉の後の流れるようなギターソロが涙腺を刺激する。
オススメ度★★★★★

「自転車」
作曲:恩田快人
両A面2曲目。2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』からのリカット。サンサンとした夏の太陽を感じさせる弾けた痛快ポップ。ジャキジャキ刻まれるエレキのリズムが心地いい。ひたすら青春だなぁって感じの良曲だ。
オススメ度★★★★★



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7thシングル『Over Drive』
(1995年6月19日 最高4位 初動11.4万枚 売上67.0万枚 登場18週)
作曲:TAKUYA
トヨタ・カローラツーリングワゴンCMソング、第21回全国高等学校クイズ選手権エンディングテーマ(2001年)、日清食品『野菜スープヌードル』CMソング(2006年)。初のTOP10入りを果たしたブレイク作。まさしく風のように突き抜けるYUKIのハイトーンボイスに夏っぽい爽快な曲調が合わさって、ポップかつ切ない独特の世界観が作り上げられている。常に後ろでソロを弾いているようなTAKUYAイズムが姿を見せ始めるのもこの頃からだ。個人的にわたくしマーのJ-POP始まりの曲のうちの一つ。元々は母親が8cmシングルを持っており、まだそんなに音楽に興味の無かった中学1年生時にそれを何気なく聴いたらあまりの名曲ぶりに驚愕した。初めてこの曲のサビを聴いた時の衝撃・興奮は一生忘れる事は無いだろう。それ程の感動だった。この衝撃をキッカケに一気にJ-POP全般にハマっていったのでやはり僕にとっては始まりの一曲という印象が非常に強い。僕は「懐かしさ」や「ノスタルジー」というものを感じさせてくれる音楽が好きなのだが、そういった点でこの曲は最強だ。大名曲。なんつーか「青春をありがとう」って感じである。
ジャケットにうつるYUKIを見て、「こんなに可愛い人がこの世に居るのか!?」という衝撃も同時に受けた。この衝撃はかなりのもので、この世で最も可愛い女性はYUKIだと未だに僕は思っている。僕の当時の燃え上がりは凄まじく、寝ても覚めても授業中にもひたすらYUKIの事を考えてしまう程ににおかされていた。当時は携帯もネットも使えなかったので手がかりがCDで聴こえる声・またはジャケットの写真しか無かったわけだが、逆にそんな制限された環境が僕の恋を燃え上がらせたのではないかと思う。
オススメ度★★★★★+1

「エゴイスト…?」
作曲:恩田快人
7thシングル「Over Drive」カップリング曲。彼女がいる人を好きになってしまった女の子の歌。歌詞・メロディーの切なさはもしかして全楽曲中1位なのではないだろうか?感情移入すると涙が出そうになる隠れ名曲。ベスト盤『The Great Escape』で聴けるのでどうぞ。
オススメ度★★★★★



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8thシングル『ドキドキ』
(1995年10月21日 最高8位 初動7.1万枚 売上25.6万枚 登場14週)
作曲:恩田快人
NHK『ポップジャム』オープニングテーマ。歌詞・メロディー共にノスタルジアというか切なく懐かしい気持ちを感じさせる温かい曲だ。子供の頃に空を見上げるたび感じていたあの果てしない空の広がりが蘇ってくる。〈「もう二度と会えなくなるの?」 それが聞けなかったの〉という歌詞がとても切なく印象的。
オススメ度★★★★☆



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「KYOTO」
作曲:TAKUYA
3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲。作詞も作曲もTAKUYA単独のクレジット。懐かしさや郷愁を思わせる落ち着いたナンバー。タイトル通り京都を題材に作られているが何でもTAKUYAの出身地らしい。バンドサウンドというよりは「歌」そのものに重点を置いたような美しいナンバーで名曲。ピーンと澄んだ気持ちになる。アルバム曲ながら唯一『FRESH』に収録されており、メンバー(というよりTAKUYA)の思い入れも深い曲のようだ。
オススメ度★★★★★

「あなたは生きている」
作曲:恩田快人
3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲。ストレートでキラキラした曲。もっと注目されても良いんじゃないかと思う隠れ名曲だ。『MIRACLE DIVING』は恩田曲とTAKUYA曲の配合のバランスが最も良く保たれていた傑作だった。
オススメ度★★★★★

「ステレオ全開」
作曲:TAKUYA
3rdアルバム『MIRACLE DIVING』収録曲。TAKUYAらしい、転調を繰り返すチョコマカした明るいポップナンバー。歌うのも演奏するのもかなり難しそうだけど軽快に歌いこなすYUKIのパワーに恐れ入る。後に「そばかす」のカップリングにリカットされるが、その際には冒頭の「オフサイド~!」という掛け声(声は元サッカー日本代表柳本啓成)がカットされている。
オススメ度★★★★☆



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9thシングル『そばかす』
(1996年2月19日 最高1位 初動28.5万枚 売上105.8万枚 登場21週)
作曲:恩田快人
意外にも自身唯一のオリコン1位&ミリオンシングル。フジテレビ系アニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』オープニングテーマ。最大ヒットであり、恐らく最も有名な曲はコレだろう。おもちゃ箱をひっくり返したようにポップでカラフルな印象の曲。一発で耳に残る強烈なサビは凄まじい。個人的に「Over Drive」程ではないがやはりかなりの名曲。JAMの代表曲という枠を超えて90年代J-POPを代表する一曲という風格を纏っている。僕の世代だと『るろうに剣心』主題歌として知ってる人も多いみたいだが僕は全くこのアニメを観ていなかったので純粋なJ-POPのヒット曲として認識していた。同じようにWANDSの「世界が終わるまでは…」やZARDの「マイ フレンド」等もアニメ主題歌として認識している人が同世代には非常に多いんだけど、アニメを観る習慣があまり無かった僕にとってはどれも純粋なJ-POPの一曲である。同じ楽曲でも知る経緯は人それぞれ違うのだ。
オススメ度★★★★★



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10thシングル『クラシック』
(1996年10月28日 最高3位 初動23.3万枚 売上63.2万枚 登場16週)
作曲:TAKUYA
TBS系列『Pop-file』オープニングテーマ。元々はTAKUYAがソロプロジェクトのために作った曲だったが、YUKIが「歌いたい」と切望したためJAMでやる事になったという。96年の秋~冬にかけての、あのしっとりした空気を思い起こさせる名曲。幻想的なオーラに包まれていて個人的にJAMで好きな曲TOP3には必ず入ってくる曲だ。サビも抜群に良いけどAメロの〈Baby 今は泣かないで~〉の部分が最高に好き。JAMらしさが集約された結晶みたいな一曲。
オススメ度★★★★★



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11thシングル『くじら12号』
(1997年2月21日 最高5位 初動12.1万枚 売上44.7万枚 登場12週)
作曲:TAKUYA
本田技研工業『ライブ・Dio』CMソング。アップテンポで弾けた明るいナンバー。TAKUYAイズムが本格的に開花し出し、それに引っ張られるようにベースとドラムも縦横無尽に動き回るようになり、そんなうねった演奏陣の上に泳ぐように軽やかなYUKIの歌が乗り、4人の個性がぶつかり合った唯一無二のJAMワールドが形作られてきた。勢いバツグン。JAMらしさの一つの到達点はこの曲だったのかもしれない。一ヶ月後にリリースされたアルバム『THE POWER SOURCE』はこの勢いのままにダブルミリオンを突破。人気はピークを迎える。
オススメ度★★★★★



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「BIRTHDAY SONG」
作曲:TAKUYA
4thアルバム『THE POWER SOURCE』収録曲。当時のJAMを象徴するような勢い全開の一曲だ。ロック調のAメロから、Bメロにうつるとふっと澄んだ空気感に変わるそこがたまらない。やはりギターが暴れ回っているが、サビの広がり感は絶品。TAKUYAイズムとメロディアス性が最も高いレベルで融合している一曲かもしれない。
オススメ度★★★★★

「Happy?」
作曲:TAKUYA
4thアルバム『THE POWER SOURCE』収録曲。パンク調のAメロ、ガツンとしたロックテイストのBメロ、そして陽気なサビと、一曲の中で様々に展開していくナンバー。最初に聴いた時は何とも思わなかったが聴き込んでいくうちに好きな曲となった。ぜひバンドで演奏したい一曲だ。
オススメ度★★★★☆

「風に吹かれて」
作曲:恩田快人
4thアルバム『THE POWER SOURCE』収録曲。TAKUYAイズムが猛威をふるう中、恩田が放った渾身の名曲。ピュアなメロディーが胸に響く。イントロのギターフレーズが印象的。
オススメ度★★★★★



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12thシングル『ラブリーベイベー』
(1997年5月21日 最高12位 初動3.6万枚 売上9.3万枚 登場6週)
作曲:TAKUYA
4thアルバム『THE POWER SOURCE』からのリカット。勢い重視の暴発的ロックナンバー。最初から最後までとにかく勢いが凄いが、よく聴くとメロディーもそれなりに良くて引き込まれる。ワニギターを抱えるYUKIの姿が印象的だが、実際にはワニの人形であり楽器では無いらしい。
オススメ度★★★★☆



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13thシングル『LOVER SOUL』
(1997年10月15日 最高5位 初動19.3万枚 売上50.4万枚 登場14週)
作曲:TAKUYA
またもTAKUYA曲であり、バンドの主導権はどうやら彼に渡ったようだ。冬をテーマにしたミディアムナンバー。やはりバックでは常にギターがうねるように鳴っておりやはりTAKUYAイズムだなぁと思うが、メロディーがとにかく極上。ファン人気が高いのも頷ける名曲である。冬の雪道で聴いたら本当にたまらないだろう。前作はリカットという事で売上は低かったが、今作は50万枚に復調。
オススメ度★★★★★



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14thシングル『散歩道』
(1998年2月11日 最高3位 初動19.6万枚 売上47.9万枚 登場12週)
作曲:五十嵐公太
フジテレビ系ドラマ『ニュースの女』主題歌。唯一の五十嵐作曲シングルにして名曲。タイアップだったドラマを観ていたので、「Over Drive」や「そばかす」よりももっと早い段階で耳に馴染んでいたJAMの曲はコレであった。TAKUYA曲は演奏がうねっているが五十嵐曲は歌のメロディーがうねっているという印象。こんな複雑なメロディーでヒットを飛ばしてしまう辺り、間違いなく五十嵐も作家として天才だったのだろう。
オススメ度★★★★★

「ステキなうた」
作曲:恩田快人
14thシングル「散歩道」カップリング曲。結果的にJAMでの恩田曲はコレがラストとなってしまう。だからか、軽快な曲調なのにどこか退廃的な空気が漂っているようにも思えてしまう。TAKUYA曲ばかりで固められたアルバム『POP LIFE』の中で収録された唯一の恩田曲。
オススメ度★★★★☆



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15thシングル『ミュージック ファイター』
(1998年4月1日 最高4位 初動7.9万枚 売上14.8万枚 登場6週)
作曲:TAKUYA
アクシアMDCMソング。JAMというよりも、TAKUYAイズムの一つの到達点にして最終形態超絶なる迷曲にして大名曲。一般的なJAMのイメージのまま聴くと「何じゃこりゃ?」と思うだろう。僕も『FRESH』を買った頃はどうしても馴染めず飛ばしていた。が、しかし、ある時期を境に急速にこの曲に魅かれていったのである。これは歌のメロディーだけでなく、バンドサウンドや音の世界観全体を総合して一つの「楽曲」として捉えるように僕の聴き方が変化してきたからだと思う。サビ直前の揺さぶられるようなリズムは最高にカッコイイ。本当に奇跡の名曲である。結果、突然のぶっ飛び様にファンも戸惑ったのか売上は激減した。
オススメ度★★★★★



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16thシングル『イロトリドリ ノ セカイ』
(1998年9月9日 最高11位 初動2.8万枚 売上7.6万枚 登場7週)
作曲:TAKUYA
5thアルバム『POP LIFE』からのリカットであり、TAKUYAのソロユニットROBOTSの5thシングルとしても発表された曲。シングルでは唯一となるTAKUYA単独の作詞・作曲クレジット。秋を感じさせる切ないメロディーと碧いバンドサウンドが涙腺を刺激する名曲。Bank Bandのカバー(2008年の『沿志奏逢2』に収録)では陽気なポップソングへと変貌していたが、個人的にはこの原曲に忠実にカバーして欲しかったなと思う。
オススメ度★★★★★



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17thシングル『手紙をかくよ』
(1998年11月11日 最高22位 売上2.2万枚 登場3週)
作曲:TAKUYA
またも5thアルバム『POP LIFE』からのリカット。胸キュンなミディアムナンバー。「ミュージック ファイター」と同じ人が作曲したとは思えない程にピュアでストレートな曲。何だかYUKIの声も同時期の曲と比べて幼く聴こえるような。有名ではないけれどこれも名曲である。サビの伸びやかな歌声は本当にたまらなく良い。このシングルをラストに、バンドは1年間の活動休止期間に入った。
オススメ度★★★★★



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18thシングル『Brand New Wave Upper Ground』
(2000年2月23日 最高4位 初動10.0万枚 売上15.8万枚 登場7週)
作曲:TAKUYA
大塚製薬・ポカリスエットCMソング。活動再開。復活の勢いがそのまま表れたような、とにかく弾けまくった爽快さがたまらない大名曲。リリースは冬だけど何だか夏のイメージがある曲だ。一ヶ月後に自身初のベスト盤『FRESH』が発売され、オリジナルアルバムよりも一足先にそちらに収録された。
活動再開ということでバンド内のバランスも上手く整えられたのかと思いきや彼らが選んだのは完全なるTAKUYA主導の道。パワーバランスを思いっきり偏らせる事で無理矢理方向性を纏めるという力技に出た。これ以降はいつ解散してもおかしくない末期状態へと突入していくわけだが、個人的にはここからの4シングルは前にもまして最強。
オススメ度★★★★★



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19thシングル『ひとつだけ』
(2000年7月5日 最高9位 初動7.2万枚 売上11.1万枚 登場5週)
作曲:TAKUYA
ラストアルバム『WARP』のいっちばん最後に収録されているため、最も“終焉”を感じるのはこの曲。大空に包まれるような世界観や、転調を繰り返す構成など魅力たっぷりでかなりの名曲だと思うんだけど、世間的な認知度や、語り継がれてる感は全く無いような…。特に『The Great Escape』の人気投票で圏外ってのはちょっと信じられないなと思う。ちなみにシングルとアルバムではバージョン違いでボーカルが録り直されている。
オススメ度★★★★★



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20thシングル『motto』
(2000年11月22日 最高8位 初動5.6万枚 売上13.8万枚 登場10週)
作曲:TAKUYA
愛をもっとオオオ~!!!自由をもっとォオオオ~!!!というサビがとにかく強烈でこの上ないインパクトを放つ名曲。3分という短い時間の割には聴きごたえ抜群。Aメロのギターフレーズはそれだけ聴いたらどうやって歌が乗るのかサッパリ分からないTAKUYAイズムの極致。復活後の、言うなれば解散直前期のシングルはどれも素晴らしい出来だったな。
オススメ度★★★★★



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21stシングル『ラッキープール』
(2001年1月24日 最高3位 初動8.4万枚 売上18.3万枚 登場7週)
作曲:TAKUYA
フジテレビ系ドラマ『2001年のおとこ運』主題歌。1月9日に全国紙朝刊の全面広告で解散を発表。実質的に最後のシングル曲。Aメロ・Bメロでは抑えて、サビで一気に弾けるタイプの曲でやはり名曲。『The Great Escape』の投票でも「Over Drive」「そばかす」に次ぐ3位という事でかなりの人気を博している曲のようだ。解散直前期だとは思えない程のフレッシュ感。最後まで本当に全力疾走なバンドだったなと思わせてくれる快作だった。タイアップだったドラマ(菅野美穂や田辺誠一、あと当時は人気者だった押尾氏等が出演していた)は当時観ていて中々面白かったのだが、場所や状況問わずやたらとkissしまくるシーンが多かった(ような記憶がある)ので「こういうシーンは子供の教育上良くないんじゃないか?」と子供ながらに懸念していたのを憶えている。
オススメ度★★★★★



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22ndシングル『PEACE -strings version-』
(2001年3月9日 最高8位 初動4.8万枚 売上7.3万枚 登場4週)
作曲:TAKUYA
解散の翌日に発売されたラストシングル。『WARP』収録曲の別バージョンで、ストリングスアレンジが施されておりおとなしかった原曲と比べると壮大な仕上がりになっている。しかしここまで来るともはやTAKUYAの単なる趣味という感じがしなくもない。編曲もTAKUYAだし、トータルプロデュースもTAKUYA。恩田と五十嵐は参加してんのか、これ?曲自体は悪くは無いが、バンド感は全く無いし他のシングルと肩を並べる程の曲では無いかなぁというのが正直なところ。感慨深さ等は無く、やはりバンドに限界が来ていたんだなという事が伺える何とも言えないラストシングルとなってしまった。僕の中では「ラッキープール」で一区切り。
オススメ度★★★☆☆






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2014年02月12日

【日記】風の行方 1周年

2月12日で我がブログ『風の行方』は開設1周年となった。

読み返すと最初の記事は2013年1月1日から始まっているが、これは「どうせなら1月1日スタートの方がキリがいい」というのと、「月別の最新シングルレビューの記事はどうせならそのレビューする月に置いておいた方が後から見やすいだろう」という誰も望んでいない一方的な配慮によって起きた現象である(日付を編集したって事です)。正式なブログ開設日は2013年2月12日となる。

というわけで今年ものんびりやっていこうと思っている。基本的に、一度アップした記事に少しずつ付け足していくというかなり変則的な更新方法のブログなのでかなり読み辛いと思われるが、スローペースなのにいつも覗いてくれたり、記事を読んでくださる皆様には本当に感謝しかない。これからもよろしく!!

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kazeno_yukue at 00:00|PermalinkComments(4)TrackBack(0)風の日記