2013年09月

2013年09月30日

シングルレビュー ~2013年9月編~

2013年9月発売シングルの感想。


『メロンジュース』HKT48
(9月4日 最高1位 初動26.9万枚 売上30.6万枚)

メロンジュース(Type-A)(DVD付)メロンジュース(Type-B)(DVD付)メロンジュース(Type-C)(DVD付)HKT48 メロンジュース  劇場盤CD

「メロンジュース」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:井上ヨシマサ)
穴井千尋、多田愛佳、兒玉遥、指原莉乃、松岡菜摘、宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、秋吉優花、岡田栞奈、岡本尚子、田島芽瑠、谷真理佳、朝長美桜、渕上舞
アイア『I-SKY 「HKT48 栄光のラビリンス」』CMソング、ロッテ『クレイジーガム放送局「博多フーセンガールズ篇」』CMソング。前作「スキ!スキ!スキップ」がかなり良かったので借りてきたが今回もかなりの良曲。ロック調の激しいメロディーに可愛らしい歌詞が乗っていてそのギャップも良いが何よりも大きい魅力はこのキラキラした若さと勢い。これに尽きると思う。センターは前作に引き続き田島、そして今回は朝長も。シングルA面のセンターを研究生2人が務めるというのもかなり異例な展開ではないだろうか。
満足度★★★★★

「そこで何を考えるか?」
(作詞:秋元康、作曲:酒井康男、編曲:清水哲平)
デビュー前まではセンターにいたが、今やそのポジションを外されてしまったメンバー兒玉遥に捧げられた曲。前半はそうでもないが後半では〈センターゼロに立っていたあの日の私〉みたいなかなり限定的な歌詞が出てくる。そのためこの曲は「かつてセンターポジションを務める程に推されていたが知らぬ間に後輩にその座を奪われ凋落したアイドル」というかなり狭い範囲の人にしか共感を呼ばないナンバーになってしまった。まぁ曲はそこそこ良い程度。兒玉のファンならば胸にくるものはあるだろう。
満足度★★★☆☆

「希望の海流」
(作詞:秋元康、作曲:山上佑、編曲:野中“まさ”雄一)
植木南央、多田愛佳、下野由貴、宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、若田部遥、梅本泉、田島芽瑠、田中優香、朝長美桜、山田麻莉奈
Type-A収録曲。あまくち姫名義。爽やかでストレートなナンバー。
満足度★★★☆☆

「泥のメトロノーム」
(作詞:秋元康、作曲:立花瞳、編曲:佐々木裕)
穴井千尋、熊沢世莉奈、兒玉遥、指原莉乃、田中菜津美、中西智代梨、松岡菜摘、森保まどか、今田美奈、後藤泉、駒田京伽、坂口理子
Type-B収録曲。うまくち姫名義。AKBGがたまに歌う大人っぽいクールなダンスナンバーの一つという感じ。声が若いため若干背伸びして歌っているように感じられる。
満足度★★☆☆☆

「波音のオルゴール」
(作詞:秋元康 作曲:福田貴訓 編曲:SHIKI)
兒玉遥、指原莉乃、宮脇咲良、田島芽瑠、朝長美桜
Type-C収録曲。失恋した女の子の切ない気持ちを爽やかなメロディーに乗せて歌うアイドルポップ。今回のシングルの中では一番正統派のアイドルソングという感じがする。夏が終わりかけた時期に聴きたい一曲。正直そこまで期待して無かったのだが予想外に当たりだった。後に隠れた名曲とか言われそうな雰囲気がある。地味に指原の歌声が結構良い。
満足度★★★★☆

女性グループによるデビュー作からシングル2作連続1位はNMB48(2011年10月31日付)以来史上2組目。

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『風は西から』奥田民生
(9月11日 最高8位 初動1.2万枚 売上1.7万枚)

風は西から(初回生産限定盤)(DVD付)風は西から

「風は西から」
(作詞・作曲:奥田民生)
『マツダ』CMソング。「イージュー★ライダー」を思わせるような、風を感じるアップテンポの曲。順当に良い曲だと思います。ユニコーンとの違いは…まぁ違うっちゃ違うかなとは…。
満足度★★★☆☆

「And I Love Car(Live)」奥田民生×斉藤和義
(作詞・作曲:奥田民生)
ライブ音源。斉藤和義とのコラボでアコギ2本で演奏される。歌というよりはそのギターテクニックに聴き入ってしまうかなぁ。
満足度★★★☆☆

「歌うたいのバラッド(Live)」奥田民生×斉藤和義
(作詞・作曲:斉藤和義)
こちらも同じライブの音源。1997年に発売された斉藤和義の15thシングルを二人でカバー。文句無しの名曲だが、この曲は2006年頃にBank Bandの音源に感銘を受けてそこで初めて知ったので、正直僕の中では斉藤和義の声よりも桜井和寿の声の方が馴染みがある。なのでボーカルに関してはやっぱり慣れないんだけど、「And I Love Car」同様ギターテクには聴き惚れてしまうのでそういった面では結構良い。
満足度★★★☆☆

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『瞬き』堂本剛
(9月11日 最高1位 初動9.5万枚 売上10.9万枚)

「瞬き」/ 堂本 剛 どうも とくべつよしちゃん盤(初回盤 A)(DVD付)「瞬き」/ 堂本 剛 とくべつよしちゃん盤(初回盤 B)(DVD付)「瞬き」/ 堂本 剛 天魔盤(初回盤 C) (CD)「瞬き」/ 堂本 剛 ふつうよし(通常盤) (CD)

「瞬き」
(作詞・作曲:堂本剛)
自身が主演するTBS系ドラマ『天魔さんがゆく』主題歌。最近の曲は「和」の要素が強いなぁと思っていたんだけど今回はそこまで振り切れずに良いバランスの曲だったのでかなり久々に剛のシングルを手に取りました。純粋に名曲である。僕が剛の声好きってのもあるんだけどこの何とも言えない懐かしさ、木漏れ日の中に居るような清涼感がたまらない。〈眼に写した何枚(いくつ)もの写真を 記憶出来ない儚さを愛していたい〉というフレーズお気に入り。
満足度★★★★★

「Clap Your Mind」
(作詞・作曲:堂本剛)
ふつうよし(通常盤)収録曲。〈Clap Your Mind〉と〈Keep on shamanippon…〉しか歌詞が無い、半分インストみたいな曲。聴いていくと中盤以降ではこれ以外の歌詞も飛び出すが歌詞カードに記載は無い。剛らしい(?)ファンキーなノリの曲でライブではノれそうだけど何回も聴こうとは思わないかなぁ…。
満足度★★☆☆☆

「Tearful melody」
(作詞・作曲:堂本剛)
ふつうよし(通常盤)収録曲。サイケデリックなムードでのっぺり気だるく歌われる。ガツンとしたメロディーは来ないけどこの独特の空気感は中々悪くない。
満足度★★★☆☆

「Welcome to shamanippon」
ふつうよし(通常盤)収録のインスト曲。ENDLICHERI☆ENDLICHERIを思い起こさせるサイバーな曲だ。『天魔さんがゆく』の劇中音楽として使用されていたらしい。正直これといった感想は浮かばなかった…。
満足度★☆☆☆☆

この勢いで、離れていた間のシングルやアルバムも随時聴いていきたいなぁと思います。

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『暦の上ではディセンバー』ベイビーレイズ
(9月11日 最高6位 初動1.4万枚 売上2.1万枚)

暦の上ではディセンバー

「暦の上ではディセンバー(ベイビーレイズVer.)」
(作詞:宮藤官九郎、作曲:大友良英・Sachiko M・江藤直子・高井康生、編曲:高井康生)
ベイビーレイズとは、大矢梨華子、高見奈央、傳谷英里香、林愛夏、渡邊璃生からなる5人組(クレジットには「パイセン」として同じ事務所のアイドリング!!!16号・菊地亜美の名前も記載されている)。2012年にデビューし、それから2年後である2014年までに武道館公演が出来なければ解散という公約を掲げるアイドルグループ。
この「暦の上ではディセンバー」は2013年上半期NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の劇中に登場するアイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」(通称「アメ女」)が歌う設定の劇中歌であるが、天野春子(小泉今日子)「潮騒のメモリー」のレビューでも書いたけど僕はこのドラマ全く観ていない。なので曲のバックボーン等はよく知らない身でして、そのスタンスからするとまぁ普通のアイドルソングかなと。途中でラップも飛び出すけれど何となくぎこちなく聴こえ、ちょっと無理してラップしているように感じてしまうのは僕だけか…。このベイビーレイズ、今まで全く知らなかったけど48系のような王道アイドルって感じでも無いし、テレビでちょろっと見た感じからは何となくももいろクローバーZの縮小版のような印象を受けた。『あまちゃん』でフューチャーされた事でこのグループは良くも悪くも一生このドラマのイメージが付いてまわる事になると思うけど、果たしてどうなるのかねぇ。このチャンスに何とか乗っかって、来年無理やりにでも武道館公演は決行するのかもしれないがその先はどうするのか?また新たな「○○できなかったら解散」公約を打ち出すのだろうか(このフレーズ、かつて『ウリナリ』で奮闘していたポケビ・ブラビを思い出す)…。
満足度★★★☆☆

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『GALAXY SUPERNOVA』少女時代
(9月18日 最高3位 初動5.1万枚 売上6.9万枚)

GALAXY SUPERNOVA(初回限定盤)(DVD付)GALAXY SUPERNOVA

「GALAXY SUPERNOVA」
(作詞・作曲:FREDERIK TAO NORDSOE SCHJOLDAN・FRIDOLIN NORDSOE SCHJOLDAN・MARTIN HOBERG HEDEGAARD・KAMIKAORU)
サマンサタバサ『サマンサタバサ ジーンズ』CMソング。なんか僕の中ではすっかり過去の人たちみたいな印象になっちゃってるんだけど、新曲が出たという事で久しぶりに借りてみた。低迷しているというよりは、メディアによるゴリ推し期間がひと段落して今は落ち着いている状態だと言った方が正しいのだろうか…。楽曲の方は相変わらずのザ・K-POPな感じのダンサブルナンバー。聴いている最中は結構良いなと思うんだけど、聴き終わるとどんな曲だったのかあまり記憶に残っていない。でもまぁこれまでの少女時代が好きだったならこれも普通に気に入ると思います。相変わらずカッコイイし。
満足度★★★★☆

「DO THE CATWALK」
(作詞:KANATA OKAJIMA・ANDREAS OBERG・MARIA MARCUS、作曲:JUNJI ISHIWATARI)
こちらも同じくザ・K-POPな世界。やはり一定の良さはあるけどシャッフルされたらどれがどれだかわからなくなるだろうな…。
満足度★★★★☆


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『タイムマシンなんていらない』前田敦子
(9月18日 最高2位 初動6.1万枚 売上7.8万枚)

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「タイムマシンなんていらない」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:you-me)
フジテレビ系土ドラ『山田くんと7人の魔女』主題歌。前作「君は僕だ」から1年3か月ぶり、さらにAKB48卒業後では初となるソロシングルは陽気でアップテンポなナンバー。なんかわかんないけどガーリーな雰囲気っていうのかな?「過去よりも未来よりも、あなたといられる今が一番好き。だからタイムマシンなんて不要」だという幸せ感全開のナンバーでとにかく明るい。聴いているこっちも踊り出したくなってくる。過去のシングルA面の中では一番好きかもしれない。ただタイムマシンいらないと繰り返し主張しているにもかかわらずサビの最後でポツンと「タイムマシン…」と呟いているのはどういうわけなのだろう。もしかしてこれまで言ってきた事は全部強がりで、心の底ではマシンが欲しくてたまらないのかな?とか色々考えたくなってくるけど答えは無いのでやめとこう。あと、今だから思うのかもしれないが本当に表情が豊かになったし単純に綺麗になったと思う。やはり色々なしがらみや重圧から解放された感じはあるよねぇ…。
満足度★★★★☆

「壊れたシグナル」
(作詞:秋元康、作曲:奥田もとい、編曲:渡辺和紀)
クールだけどもメロディアスな部分も持ち合わせた曲。イントロのギターフレーズだけで抜群に耳に残るが何よりサビがキャッチー。今回のシングルでは一番好きかも。
満足度★★★★☆

「風のアコーディオン」
(作詞:秋元康、作曲:カワノミチオ、編曲:佐々木裕)
Type-A収録曲。丸美屋食品工業『家族のお茶漬けシリーズ』「弟がやってきた」篇CMソング。ほのぼのとした曲だけど意外にテンポは速め。これもなかなか良い。
満足度★★★☆☆

「やさしい気持ち」
(作詞:秋元康、作曲:YUMA、編曲:島崎貴光)
Type-B収録曲。丸美屋食品工業『家族のお茶漬けシリーズ』「母からの荷物」篇CMソング。なんだか90年代のビーイング系を思わせるようなギターフレーズやバンドサウンドでかなり好印象。青空が見えるような爽やかな雰囲気が良い。カップリングだからこそ光るんだろうけど今回のシングルは総じて好みの曲が多かった。
満足度★★★★☆

「I'm free」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:菅井達司)
Type-C収録曲。2年付き合った彼氏と別れ、タイトル通り「フリー」となった女の子が自転車で街をめぐり、自由を満喫するという内容の曲で、Type-Cのジャケットやブックレットの写真と繋がる。肩の力を抜いたようなあっさりした曲。この中では普通。
満足度★★★☆☆

「冷たい炎」
(作詞:秋元康、作曲・編曲:山田高弘)
Type-D収録曲。大人っぽくてやたらゴージャスな仕上がり。中島美嘉の2ndアルバムとかに入っていたような一曲だ。このリズムに乗って聴くと結構心地良い。
満足度★★★★☆

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『ヒリヒリの花』Not Yet
(9月25日 最高1位 初動10.8万枚 売上12.7万枚)

ヒリヒリの花[通常盤Type-A CD+DVD]ヒリヒリの花[通常盤Type-B CD+DVD]ヒリヒリの花[通常盤Type-C CD+DVD]ヒリヒリの花[通常盤Type-D CD]

「ヒリヒリの花」
(作詞:秋元康、作曲:高田暁、編曲:野中“まさ”雄一)
ヒリヒリするような経験をしてこそ成長できるんだ!という、48Gのシングルのカップリングによく収録されているようなストレートなアイドルポップ。久しぶりのシングルだというのに物凄く普通。きわめて普通すぎる一曲としか言いようがないような…。
満足度★★★☆☆

「次のピアス」
(作詞:秋元康、作曲:川島有真、編曲:板垣祐介)
外為オンライン『NY篇』『パリ篇』CMソング。アップテンポなんだけどどこか物悲しいナンバー。「ヒリヒリの花」があまりにも普通すぎたせいか「こっちがA面でも良かったのでは?」と思ってしまった。
満足度★★★☆☆

「見えない空はいつでも青い」Yui Yokoyama with friends(from AKB48)
(作詞:秋元康、作曲:福田貴訓、編曲:野中“まさ”雄一)
ユーキャン『AKBチャレンジユーキャン!〈ダイジェスト・二足のわらじ〉篇』CMソング。センターは横山由依、歌唱メンバーは大島優子、渡辺麻友、柏木由紀、高橋みなみ、小嶋陽菜、島崎遥香、北原里英、川栄李奈。AKBから選ばれたメンバーで歌われる(なのでHKTであるさしこは除外)。メンツはかなり豪華だけど楽曲としてはA面に負けず劣らずきわめて普通
満足度★★★☆☆

というわけで久々のNot Yet。活動時期に幅がありすぎるせいか、結成当初とはかなり環境が変わった。まさかメンバー4人中2人が総選挙1位経験者という超強力ユニットになろうとは…結成した2011年当時は1位(大島)、16位(北原)、19位(指原)、圏外(横山)の4人組だったのにねぇ。ただその割には(?)楽曲がそこまで印象的では無いというイメージも…ただ「ペラペラペラオ」は名曲だと思ったが。アルバムとかそろそろ出ないんすかね。



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2013年09月15日

堂本剛 アルバムレビュー 2002-2004

KinKi Kidsの堂本剛がソロ名義でのCDデビューを果たしたのは2002年。全曲自作というジャニーズアイドルとしては異例の活動となった。そんな剛の1st~2ndアルバムを紹介します。


『ROSSO E AZZURRO』
(2002年8月7日 最高1位 初動17.1万枚 売上22.8万枚 登場5週)

【さよならアンジェリーナ/Purity/GIRASOLE/歩き出した夏/We never know/街/花/Panic Disorder/溺愛ロジック(New Mix)/Luna/あなた/心の恋人/Hey!みんな元気かい?(BONUS TRACK)】

ソロ1stアルバム『ROSSO E AZZURRO』。先行両A面シングルだった「街/溺愛ロジック(New Mix)」(1位 27.2万枚)収録。

デビュー以来、KinKiとして主にアルバム等で自作曲をちょこちょこ発表していたがそれの集大成といった感じの内容。ボーナストラック以外の全曲を本人が作詞・作曲している。初めて聴いたのは2004年頃で、当時は当時で暗くてディープなアルバムだなぁと思っていたのだが04年以降さらにディープでより深化した独自の道へ突き進んでゆくため、いま現在これを聴きかえすとまだ割とストレートというか、ポップさの残るアルバムだったなぁと感じる。ピアノの調べが美しい「歩き出した夏」や、本人がファンだというMr.Childrenをリスペクトしたような硬派な「街」、切ないメロディーが涙腺を刺激する「あなた」等はこの後の活動に見られるようなマニアックな要素は一切無く、万人ウケするポップさが詰まっている名曲。ただ完全にジャニーズアイドルのアルバムとは一線を画している。KinKiのアルバムを聴くつもりで手に取った人はきっと驚くと思うし、確かに聴く人を選ぶような曲もあるけども個人的にはエンドリケリーになってしまった後よりもこの時期のが断然好み。この妙な世界に迷い込んでしまったような良い意味での気持ち悪さが心地良い。

満足度★★★★☆

 初回盤  通常盤

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『[si:]』
(2004年8月18日 最高1位 初動16.1万枚 売上21.1万枚 登場9週)

【pencil/恋のカマイタチ/誰かさん/リュウグウノツカイ/海を渡って/ココロノブラインド/ナイト ドライブ/very sleepy!!/くるくる/ORIGINAL COLOR -version [si:]-/Saturday/See You In My Dream/PINK/DEVIL※/ビーフシチュー/50 past 12 (AM)】
※通常盤にのみ収録

2ndアルバム『[si:]』。前作から2年のスパンを置いて発表された。先行シングル「WAVER」(1位 21.4万枚)から「ORIGINAL COLOR -version[si:]-」「恋のカマイタチ」「ココロノブラインド」収録。「DEVIL」は通常盤にのみ収録されている。タイトルは「スィー」と読み、「See(考える)」、「Sea(海・潮・波)」、「She(彼女・男性から見た恋人)」のそれぞれを表現した発音記号からきている(正し実際には「She」の発音記号だけ異なるらしい)。

あえて言うなればとっ散らかった印象もあった前作『ROSSO E AZZURRO』と比べると、アーティスト・堂本剛の世界観がより確立されている。タイトルやジャケットにもあるように「水」とか「海」を思い起こさせる雰囲気がちりばめられており、シングル「ORIGINAL COLOR」を筆頭に「ナイト ドライブ」や「PINK」等、どっしりした名曲が満載。冒頭、中盤、ラストに配置されたインストも絶妙なアクセントになっていて邪魔に感じない。自分(剛)のやりたい事と、ポップスとしての聴きやすさが見事にマッチした名盤だと思う。ミスチルの『深海』とかが好きな人なら気に入るかも。この後はエンドリケリーとなりヒットチャートとは関係の無い世界に行ってしまうけど、出来たらこの路線でもう少し活動してほしかったなぁ。

満足度★★★★★






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kazeno_yukue at 02:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)堂本剛