2017年04月19日

『とげまる』スピッツ

とげまる
スピッツ


01.ビギナー
02.探検隊
03.シロクマ
04.恋する凡人
05.つぐみ
06.新月
07.花の写真
08.幻のドラゴン
09.TRABANT
10.聞かせてよ
11.えにし
12.若葉
13.どんどどん
14.君は太陽


2010年10月27日、初登場2位
初動9.5万枚、売上17.1万枚、登場33週
Produce:スピッツ&亀田誠治、スピッツ(2,13)
ユニバーサル


スピッツの13thアルバム『とげまる』。前作『さざなみCD』から3年ぶりとなったアルバム。シングル「若葉」(5位 3.8万枚)「君は太陽」(7位 3.2万枚)「つぐみ」(4位 3.5万枚)「シロクマ/ビギナー」(4位 2.7万枚)に加えC/Wから「花の写真」を収録。また「恋する凡人」は「つぐみ」のC/Wとして先にライブバージョンが発表されており、今作でスタジオ音源初収録となった。「探検隊」「どんどどん」はセルフプロデュース楽曲。初回盤はステッカー封入。放課後ティータイムの『放課後ティータイムⅡ』(初動12.7万枚)に敗れ最高順位は2位となり、00年の『ハヤブサ』以来1位を逃した(2枚同時発売だった『CYCLE HIT』を除く)。

ここ数作の流れそのままに非常に安定感のある聴き応え抜群の一作。シングル曲の印象が個人的にやや薄めだった前作とは異なり、今回はシングルにもキャッチーで耳に残る作品が多い。特に「若葉」や「シロクマ」の瑞々しさは素晴らしく、当時離れていたスピッツを久々に聴いてみようかなぁという気持ちにさせられた程であった。シングル以外にもタイアップが付いた「幻のドラゴン」や「えにし」を筆頭に勢いに溢れたナンバーが豊富で素晴らしい。全体的なバランスも良く、「とげ(ロックな部分)まる(ポップな部分)」というアルバムタイトルはまさに絶妙だったなと思う。

満足度★★★★☆






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2017年04月18日

『さざなみCD』スピッツ

さざなみCD
スピッツ


01.僕のギター
02.桃
03.群青
04.Na・de・Na・deボーイ
05.ルキンフォー
06.不思議
07.点と点
08.P
09.魔法のコトバ
10.トビウオ
11.ネズミの進化
12.漣
13.砂漠の花


2007年10月10日、初登場1位
初動11.6万枚、売上21.5万枚、登場15週
Produce:スピッツ&亀田誠治
ユニバーサル

2008年12月17日(SHM-CD)


スピッツの12thアルバム『さざなみCD』。シングル「魔法のコトバ」(5位 11.4万枚)「ルキンフォー」(3位 4.9万枚)「群青」(4位 4.6万枚)収録。初回盤はスリーブケース仕様。シングルコレクションを挟み、前作『スーベニア』からは約2年9ヶ月ぶりのオリジナルとなった。08年12月17日にはSHM-CDとして再発されている。

前作の延長線上という感じで、期待通りのいつものスピッツが展開された充実作。リアルタイムではこの時期のシングルがあまりピンと来なくてこのアルバムも手にとってなかったのだが、数年おいて聴いてみたらかなり胸に響いてきた。近年ではこの3シングルの良さにも気づいてきたし、更になんといっても実質タイトル曲の「漣」がとにかく名曲すぎる。大海原を飛び回るような大自然の空気が楽曲全体に溢れている快作だ。この曲をシングルとして切っても良かったのでは? 「漣」の影響か、アルバム全体も非常に瑞々しい空気に満ちているようにも感じる。ポップで可愛らしい「Na・de・Na・de ボーイ」や、繊細な歌詞・メロディーが胸を打つ「P」など隠れ名曲も満載。

満足度★★★★★

 08年SHM-CD盤




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2017年04月17日

『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』スピッツ

CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection
スピッツ


01.夢じゃない
02.運命の人
03.冷たい頬
04.楓
05.流れ星
06.ホタル
07.メモリーズ
08.遥か
09.夢追い虫
10.さわって・変わって
11.ハネモノ
12.水色の街
13.スターゲイザー
14.正夢
15.春の歌

初回盤特典CD
01.夢追い虫(early version)


2006年3月25日、初登場3位
初動16.3万枚、売上56.2万枚、登場61週
ユニバーサル

2017年7月5日(通常盤をリマスター再発)


スピッツのメンバー公認2ndシングルコレクション『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』。前期編『CYCLE HIT 1991-1997』と2作同時発売。99年にメンバーの意向に反して発売されてしまった非公認ベスト『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』封印のためにリリースされ、これを機に『RECYCLE』及び90年代のシングル(「ヒバリのこころ」~「流れ星」)が製造中止となった。両A面シングルからは1曲目のみが収録されており、「謝々!」「スピカ」「放浪カモメはどこまでも」「テクテク」は未収録。初回盤特典CDには「夢追い虫」の初期バージョンが収録。これは99年10月にセルフプロデュースでレコーディングされたものらしく、一部の歌詞や曲構成が異なる。

2017年7月5日には結成30周年を記念して『CYCLE HIT 1991-1997』と今作の再リマスター盤、そして直接の続編となる3rdシングルコレクション『CYCLE HIT 2006-2017』の3枚をセットにしたコンプリート・ボックス『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』が2017年内限定出荷としてリリース予定。このボックスに納められた3枚はそれぞれ単品でも同時リリースされそれらは永続販売だと思われる。

こうして順番に聴き返していくと「楓」と「流れ星」の間でサウンドや草野の声質に変化が訪れているように感じる。より渋さが増していっているというか。楽曲的には「メモリーズ」がかなりの振り切れ様なんだけど、それでも「楓」と「流れ星」の間に大いなる変貌を感じるのはやはり『RECYCLE』への思い入れが強すぎるが故なのか…。中学・高校の頃はやはり『RECYCLE』の影響からか「流れ星」以降のシングルにいま一つハマれなかったのだが、近年になって魅力に取りつかれていった。前期よりもロックサウンドが目立つようになってきた印象。やはりこうしてシングルが並ぶと圧巻。3大ミリオンが全て前期に収録されてしまっているせいかこの後期編は売上が低いんだけど前期を聴いたならこちらも聴くべきである。とりあえずスピッツ初心者にとってまず手に取るべき決定盤はこのシンコレシリーズになるかなぁ。

満足度★★★★★

初回盤特典CD付 通常盤 2017年リマスター再発盤 30th Anniversary BOX(3枚組)





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2017年04月14日

『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection』スピッツ

CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection
スピッツ


01.ヒバリのこころ
02.夏の魔物
03.魔女旅に出る
04.惑星のかけら
05.日なたの窓に憧れて
06.裸のままで
07.君が思い出になる前に
08.空も飛べるはず
09.青い車
10.スパイダー
11.涙がキラリ☆
12.チェリー
13.渚
14.スカーレット

初回盤特典CD
01.めざめ(空も飛べるはず)※「空も飛べるはず」のデモバージョン


2006年3月25日、初登場2位、最高1位
初動17.9万枚、売上76.0万枚、登場146週
ユニバーサル

2017年7月5日(通常盤をリマスター再発)


スピッツのメンバー公認1stシングルコレクション『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection』。後期編『CYCLE HIT 1997-2005』と2作同時発売。99年にメンバーの意向に反して発売されてしまった非公認ベスト『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』封印のためにリリースされ、これを機に『RECYCLE』及び90年代のシングル(「ヒバリのこころ」~「流れ星」)が製造中止となった。『RECYCLE』に対してメンバーは「限られた期間の楽曲しか収録されていないアルバムがいつまでも売れ続ける事へのジレンマ」を感じていたらしく、今作はデビューから97年明けまでのシングルA面曲を全て収録している。初回盤特典CDには「空も飛べるはず」のデモバージョン「めざめ」が収録されている(ほとんど原曲と同じだけどサビが〈君と出会った奇跡〉ではなく〈君と出会えた痛み〉になっている点が異なる)。1週目はKAT-TUNの1stアルバム『Best of KAT-TUN』(初動55.7万枚)に、翌週もEXILEの『ASIA』(初動28.0万枚)に阻まれ2位だったが3週目にしてようやく1位を獲得。

2017年7月5日には結成30周年を記念して今作と『CYCLE HIT 1997-2005』の再リマスター盤、そして直接の続編となる3rdシングルコレクション『CYCLE HIT 2006-2017』の3枚をセットにしたコンプリート・ボックス『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』が2017年内限定出荷としてリリース予定。このボックスに納められた3枚はそれぞれ単品でも同時リリースされそれらは永続販売だと思われる。

全く売れなかった初期から、大ブレイクを果たした時期までのシングルが収録されている。売れなかったといってもクオリティが低いわけでは無くどれも名曲ばかりなので必聴だ。デビュー曲「ヒバリのこころ」から6th「裸のままで」まではチャートイン記録も無いし、『RECYCLE』でも外されたのでこのタイミングで初めて聴く人も多かったであろう。このシンコレ(『シングルコレクション』の略)発売が決定した時は、「ついに初期のシングル達にスポットが当たるのか!」と感慨深い気持ちになったものだ。やはりこうしてシングルを並べると、その素晴らしさに圧倒される。最強の名曲ばかりだ。リマスターによってかなり迫力のあるサウンドになっているので全て持っているという人もぜひ聴いてみてほしい。

満足度★★★★★

初回盤特典CD付 通常盤 2017年リマスター再発盤 30th Anniversary BOX(3枚組)




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2017年04月13日

『スーベニア』スピッツ

スーベニア
スピッツ


01.春の歌
02.ありふれた人生
03.甘ったれクリーチャー
04.優しくなりたいな
05.ナンプラー日和
06.正夢
07.ほのほ
08.ワタリ
09.恋のはじまり
10.自転車
11.テイタム・オニール
12.会いに行くよ
13.みそか


2005年1月12日、初登場1位
初動17.6万枚、売上36.0万枚、登場36週
Produce:スピッツ&亀田誠治
ユニバーサル

2008年12月17日(SHM-CD)


スピッツの11thアルバム『スーベニア』。シングル「正夢」(4位 14.0万枚)収録。4月に「春の歌」がリカット(「テクテク」と両A面 5位 6.7万枚)された。タイトルの「スーベニア」とは贈り物、お土産という意味。初回盤はブックレット素材違い。08年12月17日にはSHM-CDとして再発されている。

前作『三日月ロック』に続いて亀田誠治との共同プロデュースという事で、適度にロックで適度にポップな安定作。後にシングルカットされる突き抜けたポップ「春の歌」や、ストリングスを交えた優雅なサウンドが展開する「ありふれた人生」、スピッツロックの最高峰ともいえる激しい「甘ったれクリーチャー」等、序盤から耳に残る名曲が目白押しで勢い抜群。この勢いは留まらずにラストの「みそか」まで続く。全体的に実に多彩な曲調で溢れており飽きることが無い。リアルタイムでの印象が強い事もあるが、個人的にはかなりの名盤。期待通りのスピッツワールドが味わえる素晴らしい内容である。ただ音圧が結構強くかなり迫力あるサウンドになっており、これがやや過剰だと指摘するファンもいるようだ。

満足度★★★★★

 08年SHM-CD盤




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